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今週の一冊:いちばんわかりやすいめまいの治し方

こんにちは。今週ご紹介する本は、「いちばんわかりやすいめまいの治し方」です。

著書は、川越耳科学クリニック院長の坂田英明院長です。

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今回は、めまいを引き起こす要因や症状について本書で解説、ご紹介させていただきます。

めまいにはからだのどこかに障害が発生している症状です。

どこに障害があるのか、その障害を誘引しているのはどんなものなのか、これらを突き止め対処していくことが第一です。

大切なのは、めまいを引き起こす要因や予防できると知っておくことで適切な備えができます。

まずは、めまいはどんなものなのか理解するところからご紹介しましょう。

 

 

◎めまいは何がきっかけで起こるのか

めまいの場合は、脳や内耳などの平衡感覚に異常が起きている症状です。

その異常をもたらす正体は、体の機能のどこかに発生した障害とそれを誘引するものです。

それを探る一手となるのが、背景因子を突き止めることです。

めまいを引き起こす背景因子の例であげると疲労・睡眠不足、加齢、薬物、ストレス・うつ、体質などがあります。

日本人の10人に1人はめまいを経験したことがあると言われています。

一過性のものでも、必ず体の機能のどこかに障害が発生しています。

 

 

◎これまで健康的な人でも発症する

疲れや睡眠不足から、めまいが発症する人があらゆる世代で増加しているもの事実です。

一過性のものなら休養すればおさまることもありますが、繰り返し起きるような場合は、別の要因があると疑ったほうがよいでしょう。

 

◎めまいの症状を伴う病気は多数

耳に関連する要因と脳に関連する要因に大別される

めまいを引き起こすのは、末梢神経や、中枢神経の障害が疑われます。

耳の要因があるのか、脳に要因があるのか、という事です。

そして精神的な苦痛、生活への支障は伴います。

耳に関する病気の一例は、良性発作性頭位めまい、メニエール病、めまいを伴う突発性難聴など、脳に関する病気の一例では、脳梗塞・脳出血や、悪性発作性頭位めまい症などがあげられます。

私たちが常にバランスをとれるのは、体に平衡感覚があるからです。

バランス感覚が維持できるのは、内耳にある前庭迷路や、目、筋肉や関節にある器官から整然とした情報が脳に送られているからです。

しかし平衡器の内耳、位置を確かめる目、状況に合わせて働く筋肉や関節などの経路から間違った情報が送られてしまうと、小脳脳幹が状況判断できなくなり、大脳が混乱します。

このシステムに混乱が生じている状態で起こるのが、めまいなのです。

 

◎めまいの頻度や時間と一緒に現れる症状

内耳の障害によっておこるめまいは、大半は数分から数時間で症状が軽くなります。

疲労や睡眠不足などが原因で一過性のめまいでおわることも多々あります。

期間をあけて繰り返す、頻繁におきるなどすれば、耳、脳のいずれかの障害が発生していると考えられます。

内耳に障害がある場合の大半は、耳鳴と難聴がセットで現れるそうです。

これは、聴覚の役割である蝸牛が、前庭迷路と隣り合って細い管で結ばれていることで、影響が受けやすいからです。

 

◎めまいを防ぐための個人の心構えやセルフケア

個人が持っておくべき覚悟は、「健康は自分で守る」という意識です。

そして、めまいを克服するために重要なのは、

第一に生活習慣の改善

第二に自己節制

三、四が薬

第五にリハビリ

です。

病気を誘引するような生活を送っていては、いつまでもたっても健康は訪れません。

努力も求められますが、生活習慣の改善と自己節制が必要です。

 

◎朝・昼・夜で意識する生活習慣のすすめ

予防するうえで、大きなポイントになるのが食事と運動です。

食事のキーワードは快食快便です。便秘は血行不良を招く為、めまいの大敵です。

ミネラルを含むものや、食物繊維が豊富な野菜をとることが有効です。

また、肥満を招く食事も血流を阻害するので控えましょう。

運動は、息が弾むくらいの速さでウォーキングするっと、全身に送られる血液量が増え、動脈硬化予防に繋がります。

 

いかがだったでしょうか?

患者様の中でも、男女関係なくめまいや難聴といった方が増えておりますが、いちがいに

めまいといっても、耳だけ原因ではありません。様々な背景があることを、本書を読むことで認識され理解ができると思います。

是非興味がある方は、お手にとってはいかがでしょうか?