スポーツや日常生活・交通事故での痛みは、
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ウィンタースポーツで起こりやすい外傷

こんにちは!!
今月はウィンタースポーツに多いケガがテーマです。
スキー、スノーボードでの転倒や衝突によるケガはよくあることですが、その中でも手首のケガはスノーボードで多くみられます。
今回は「手首のケガ」についてお話したいと思います。
スノーボード
◇手首のケガが発生する原因

スノーボードで多い手首のケガは転倒時に手を雪面につくことで発生します。
スキーはストック持っているため転倒時に手をつくことは多くありませんが、スノーボードでは転倒の多くの場合で手を雪面につきます。
その際に手首が動かせる範囲を超えてしまい、骨や靱帯を損傷して痛みを発生させます。

◇手首のケガの種類

✔靱帯損傷
靱帯損傷とは、手首にある骨と骨を繋ぐ靱帯が過度に伸ばされて起こるケガです。よく「捻挫」といわれることがあります。
スノーボードでは転倒時に手首が過度に曲がってしまい、靱帯を痛めます。
転倒時に手首をついてしまい、過度に動かすと痛みがでる場合はこのケガの可能性があります。ケガをすると腫れたり、痛みが出たりします。症状が落ち着くまでは3日程度かかります。3日を過ぎても痛みが変化しない場合は骨折している可能性もあると考えられます。

骨折
転倒時に雪面に手をつき、手首が手の甲側に過度に動いてしまった際に舟状骨という手の中にある小さな骨が骨折してしまうことがあります。
舟状骨骨折はケガをした直後にレントゲンを撮っても骨折していると分からないことがあり、靱帯損傷と間違われることがあります。親指の付け根付近にピンポイントで強い痛みが生じている場合やその痛みが1週間以上続く場合は舟状骨骨折が疑われるので再度病院を受診するべきでしょう。
骨折に気付かず放置しておくと、偽関節という状態になり手首の動きが悪くなってしまうこともあるため注意が必要です。

軟骨損傷
転倒時に手首の小指側が圧迫されるつき方をしてしまうと、TFCC(三角線維軟骨複合体損傷)というケガになることがあります。
このケガをすると手首を回すように動かした際にコリっとするような感覚と痛みが発生します。また手首の小指側の骨が過度に動くようになってしまうこともあります。

◇日常生活で困ること
手首をケガしてしまうと、手首を動かすたびに痛みが生じます。
「カバンを持つ」「食事」「パソコン作業」「書きもの」など日常生活の中には手首を動かすことばかりです。
手首をケガしてしまうと日常生活に支障をきたしてしまいます。

◇手首のケガの予防法
スノーボードの転倒時に多い手首のケガを予防するために必要なのは、正しい転び方をマスターすることです。転び方の上手い、下手でケガの程度も大きく違ってきます。
一般的に転倒しそうになると、本能的にフリーになっている手が先に出て身体を守ろうとしますが、体重にスピードが加わり大きな負荷が手首にかかりケガをしてしまいます。手首をケガしないためには、手を先に出さないことが重要なのです。

ケガをしてしまうと日常生活に支障をきたしてしまいます。
ウィンタースポーツを楽しむためにもケガのリスクを減らしましょう!!
もしケガをしてしまい痛みがでている場合は当院にご相談ください。