年末年始の休み明けに起こりやすい体の不調
- 2019年12月17日
- カテゴリー:年末に多いこと
12月に入り、2019年も数週間となりました。
今週は長期休みになると誰もが通る「年末年始の休み明けに起こりやすい体の不調」についてお伝えします。
休み明けにだるさや眠気などの不調を感じる人は多く、約7割もいます。「経験しなかった」が2割、「覚えていない」が1割でした。若いからと言って休み明けの不調を感じないわけではないようです。
1番の不調は「だるさ」2番目に「疲れる」「身体が重い」「やる気がしない」「眠い」などが挙がっています。日中に元気で活躍するための対策として「夜」の重要性を指摘しています。とくに、寝る1時間前は就寝準備モードとしてアドバイスしています。
①作業中にぼんやり、会議中の居眠り…日中のパフォーマンス低下に関する危機意識の高まり
最近は、「夜眠れない」という悩みだけでなく、「昼間眠くて仕事に集中できない」といった、日中の悩みを抱えてる方が増えています。仕事中のパフォーマンスを上げるためには、夜にしっかり休息をとり、身体の疲労を回復させると共に、意識的に昼間の覚醒レベルを上げることが大切です。また、昼間の覚醒レベルが上がれば夜の休息の質も高まるという好循環が生まれます。
②眠気と疲れのピーク!月曜と木曜に要注意
- 月曜は眠気やだるさを感じる人が多い反面、仕事がはかどるという人もいます。週明けの不調は、土日の過ごし方が原因と考えられます。週末に昼まで寝たり夜更かしをしたりして、生活リズムが崩れてしまうと、無理やり平日のリズムに戻す月曜日につらく感じることになります。逆に、週末も生活リズムを崩さずしっかり休息できている人にとっては、月曜午前中は仕事がはかどりやすい時間帯といえるでしょう。週の後半になるほど疲れが蓄積してくるため、木曜に眠気・だるさを感じる人が増えてますが、金曜夕方になると、休み前で気力が高まるから仕事が捗ると感じる人が一気に多くなっています。
③血糖値だけでない、ランチの後に眠くなるメカニズムとは
眠りを誘う作用をもち、睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンは、太陽の光を浴びてから約15時間後に分泌され始めます。分泌量は夜に上昇し、真夜中にピークを迎えますが、分泌のピークは起床から8時間後にも訪れます。このタイミングは6時に起きる人なら午後14時頃にあたり、ランチの後の時間に重なります。また、食後に血糖値が上がると、覚醒ホルモンであるオレキシンの働きが抑えられるため、特に眠気やだるさを感じやすくなります。
★日中の覚醒のコツ★
日中のパフォーマンス低下の主な要因は以下の3つです。 - 1:眠気やだるさ…76.2%
- 2:目疲れ…66.3%
- 3:肩こり・腰痛など身体のこり、痛み…60.6%
覚醒のコツ1 眠気対策
・朝のメールチェックはNG
1日のうち最も頭がすっきりしているのは午前中で、午後になるにつれて疲労が溜まり、頭が回らなくなってきます。
捗る時間について半数の人が午前中と回答されます。重要な朝の時間をメールチェックに費やしてしまうのはもったいないことです。
午前中は頭を使う仕事や仕事のアイデアが必要な仕事に取り組むのがおすすめ。
疲れてくる午後は、メール処理や書類整理など単純作業を片付けましょう。ランチ後の時間はどうしても眠くなるので、荷物運びやファイルの整理、外出など、体を動かす仕事をするのもいいでしょう。
・交感神経を刺激して覚醒スイッチオン
休憩も取れない時間にどうしても眠くなった場合は、交感神経を刺激して覚醒モードをオンにしましょう。交感神経は、人と話すなど適度な緊張状態をつくることや、感覚器官に刺激を与えることで活発になります。
〈例〉
※いつもメールで連絡を済ませている人は電話をかけてみる。
※炭酸水を飲む。
※歯磨きをするなど口をすっきりさせる。
※会議やセミナーで前方の席に座る。
※いったん立ち上がって伸びをする。
※肩や首を回すなどストレッチをする・昼寝で疲れすっきり
眠気をこらえたまま仕事をするよりも、思い切って昼寝の時間を確保することで、一日の仕事パフォーマンスが高まります。
夜の睡眠に影響が出ないよう、15時より前に昼寝をするようにして、時間は15〜20分程度にとどめましょう。寝る前に緑茶やコーヒーなどカフェインの入った飲み物を取るとちょうど起きる頃に効果があらわれ、すっきりと目覚めることができます。その際に、ホットタオルやアイマスクなどで目もとを温めるとリラックス効果が高まります。・その眠気、ランチが原因かも
ランチに唐辛子などが入った辛いメニューを選ぶと、体温の上下変動が起こるため、食後に急激な眠気が襲ってくることがあります。食後の眠気がひどい方は、辛いものは夕飯にとることをおすすめします。血糖値が急上昇して眠気が高まるのを防ぐため、食べ過ぎは控えて腹八分目にとどめましょう。覚醒のコツ2 目疲れ対策
・目もと温めで作業効率UP
長時間のパソコン業務などで目が疲れると、目がかすんだり、ぼやけたり、ピント調整力が一時的に低下し仕事パフォーマンスの、低下につながります。目の疲れを感じた時は、蒸しタオルやホットアイマスクで目もとを温めましょう。長時間のパソコン作業後に約10分間蒸しタオルで目もとを温めると、作業前より近方視力が改善することがわかっています。覚醒のコツ3 こり・痛み対策
デスクワークなとでおこる肩こりや腰痛は集中力を低下させ、仕事のパフォーマンスがさがる原因になります。75%上の方が日中に身体のこり・痛みを感じています。そんなときは、温熱シートで患部を温めることで仕事をしながら痛みを和らげることができます。その他…夜は炭酸入浴と目元の温めが休息のコツ
日中の眠気やだるさを減らして、仕事のパフォーマンスを上げるためには、夜からの準備が大切です。人間の体は、体温を下げて眠りにつくようにできているため、就寝の1時間前ほどに炭酸入浴剤を入れた38〜40°のお湯に浸かって一旦、体温を上げておくと寝つきがスムーズになります。また、炭酸入浴は血行がよくなり疲労回復にも効果的。さらに、寝る前に蒸しタオルやホットアイマスクで目もとを温めると、心身をリラックスさせる副交感神経が働き手足の血管が拡張して体温を下げやすく、よりスムーズな入眠が可能となるでしょう。仕事始めの眠気やだるさを防ぐためには、夜の睡眠が大切。睡眠の質を上げるためには、お風呂タイムと就寝前の過ごし方が大事です。人間はスイッチを切り替えれるように急に眠れるわけではありません。飛行機がゆるやかに着陸するようにゆっくり睡眠に入っていく時間が必要です。最近は寝る直前までSNSや動画チェックする人も多いですが、就寝前に脳を興奮させることは禁物。寝る前の1時間はリラックスして眠りに入るための準備時間として確保するのが理想的です。
1年の締めくくり、師走は何かと急ぎ足で物事を終わりにしたい・終わらせようと気持ちが焦る季節です。そんな焦る気持ちに体がついていかなければ質の良い仕事はできないと思います。資本の体が動かなければ、なにもできませんから、1年の締めくくりは体と向き合ってみるいい機会ではないでしょうか?
そんな体のちょっとした不調でお悩みの方は、お近くのふなと川接骨院を訪ねてみてはどうでしょうか。一緒に解決していきましょう!!