女30代からのなんだかわからない 身体の不調を治す本
- 2020年07月21日
- カテゴリー:本の紹介
こんにちは!当院のブログを閲覧いただきありがとうございます。
ここ最近は毎日雨の天候が続いており、それに伴い身体の調子も重かったり、だるかったりとよくないという方もいるのではないでしょうか?
そんな時期に、身体にまつわる本の紹介をしてまいります。
今週ご紹介します本はこちら「女30代からのなんだかわからない 身体の不調を治す本」です。
こんなじめじめした時期だからこそ、今回は女性の目線でのお悩みを中心にした本にしました。女性の体のメカニズムは、現代のストレスを強く受けて日々揺らいでいます。
病気ではないのだけど、なんだか調子がよくないという事はないですか?
頭痛がすることが多かったり、睡眠が浅い、疲れが取れない。手足がいつも冷たい。めまいがする。不安感がいつもつきまとう。体について不調を抱えて悩んでいらっしゃる方がいることでしょう。私の体は一体どうなっているのだろう?と。
意を決して耐え切れず、時間を作って病院を受診したものの、「特に異常はありません」と言われ愕然とした方もいるのでは?
30~40代ともれば、職場や家庭、などにおいてそれなりの責任が求められる世代です。体は多少不調でもそれが当たり前になってしまっていて、ガマンしたり、見過ごしている人も少なくありません。
本著は、不調を抱えて悩んでいる多くの女性が、ご自分の体と向き合って、元気を取り戻してほしいという思いで作られた1冊です。
一部内容を御紹介しますと、
女性の体は病気でなくても不調になります。
代表的なものでは、
PMS(月経前症候群)
自律神経の乱れ
更年期
による不調などです。では、これらの不調や辛さは、何に起因しているのでしょうか?
生理の約1週間前から生理開始までの時期に不調が集中しているなら「PMS」かもしれません。
年代が40代中盤以降であれば、体が更年期を受け入れる準備に入っていこうとしているかもしれません。
でも、更年期にはまだ早い30~40代前半でよくない不調に悩まされているのであれば、「自律神経の乱れ」であることが多いようです。
自律神経について
自律神経は、交感神経と副交感神経の相反する神経から成り立っています。
この二つの神経が、心拍数の高進と低下、消化の抑制と促進、血管の収縮拡張といった、体のあらゆる機能の調整をしています。この二つの神経バランスを崩すと夜はぐっすり眠りたいのに眠れない、日中は活動的に動きたいのに、だるい、やる気が出ないなどの不調となって現れます。
また、自律神経・ホルモン・免疫は三位一体で、お互いの影響を受けやすく、この3つがしっかり整い、うまくバランスがとれていてこそ心身の健康が成り立ちます。一つでも崩れると、他も引きずられるように崩れ始めてしまうのです。
自律神経を整えるには、5つの生活習慣を整える
乱れた自律神経を整えるにはどうすればいいのか?
生活リズムを整えること、生活環境を整えること、活動のオン・オフをしっかり切り替えることです。
そして、5つの生活習慣の見直しです。
仕事・食・運動・睡眠・メンタル
これらを、少しづつ良い習慣へ変えていくことが大切です。ひとつ習慣が変わるごとに少しづつ自律神経が整っていきます。
それに伴って免疫力も高まり、ウィルスなどの病気の原因に対しても強い体になっていきます。ホルモンバランスも整ってくることで健康的な美しさも手に入ります。不調が治る以外にも心身にうれしい変化があることでしょう。
本著は、厳しい食材や運動に縛られることなく、無理なく取り入られると思えることがイラスト付きで簡潔にまとめられています。
こういった健康本は、ストイックすぎて実践するのもためらうこともあるのですが、婦人科医の松村先生は、医学的根拠に基づいた内容で説明されていて、それぞれの症状別に、簡単に実践できることがチェック項目を交えて書いてあります。目次からご自身の気になる症状のページから飛んでも読みやすいと思います。
目次の内容をご紹介すると
第1章今つらい不調と向き合う
第2章仕事習慣を整える
第3章食習慣を整える
第4章運動習慣を整える
第5章睡眠習慣を整える
第6章メンタル習慣を整える
という構成になっております。
本著をきっかけに、今日できることから少しづつ初めてみて、毎日をイキイキと健康に、笑顔で過ごせるように、生活習慣を見直してみませんか?