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「繊細さん」の本

こんにちは。今週の本はHSP専門カウンセラー武田友紀さん著『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』を紹介します。
繊細さんの本

繊細な人というのは、HSPという概念がベースになっています。
ここ最近の日本では、「過敏すぎる人」「とても過敏な人」と認知されるようになってきました。
そのような人たちのことを、愛情を込めて「繊細さん」と呼んでいます。

繊細さんは、他の人が気にならないところに気がついてしまったり、些細なことを気にしてしまったりして、ストレスを抱えてしまうことがよくあると思います。
しかしこの本では、そのような些細な感性を大切にして、元気に生きていく方法が書かれています。

繊細さんがもつ「繊細さ」は、性格上の課題ではなく、生まれ持った気質である可能性が高いと言われています。
背の高い人が身長を縮められないように、繊細さんが鈍感になることはできません。
鈍感になろうとすることは、自分を否定して生きることになるので、自信や生きる力を失いかねません。

しかし、安心してください。

繊細な人は、むしろ自分の繊細な感性をとことん大切にすることでラクになり、元気に生きていけるのです。なぜそう言い切れるのか。それは武田友紀さん自身が繊細さと真剣に向き合ってきた経験と、たくさんの「繊細さに困っていた」相談者さんたちが元気を取り戻した実績があるからです。

~繊細さんがラクになれる方法~

・毎日のストレスを防ぐ
繊細さんは、人の感情や物音、わずかな光などから、さまざまな情報を感じ取ってしまうため、ストレスを感じてしまうことが多いのではないでしょうか。
本書では、そんな繊細さんが刺激から受けるダメージを減らす方法が紹介されています。
例えば、「モノ」を使って防ぐ方法です。
サングラスや伊達メガネをすることで、必要以上のものが見えないようにブロックする。耳栓などをして、気になる音を防ぐ。マスクをしたり好きな香水をつけることで、嫌な匂いを包み込むなどです。自分に合った「モノ」を使って、五感を刺激から守ってください。

・人間関係をラクにする
繊細さんは、相手の感情を察しやすかったり、その場の空気を読み取る能力に長けていると思います。
そのため、「非繊細さん」と比べてしまって、繊細な自分が間違っているなんて感じることはありませんか?
しかし、HSP専門カウンセラー武田友紀さんはこのように言っています。
繊細さんと非繊細さんの感覚の違いは、繊細さんの想像をはるかに超えています。
繊細さんが想像している以上に、非繊細さんは何も感じていないということです。
なのでまず、繊細さんが感じていることは、「実は、相手は感じていないのでないか」と疑ってみることが第一歩だそうです。
実際に、非繊細さんに聞いてみると感覚の違いに驚くかもしれません。

・のびのび働く
繊細さんが仕事で消耗するのは、体ではなくて「頭」の方ではないでしょうか。
考え疲れや緊張疲れといった「不安」が引き起こす疲れである可能性が高いと言われています。
そんな繊細さんがのびのびと働くためには、安心できる空間をつくるのが良いのだそうです。
真っ先に挙げられている方法は、「いろんな仕事が同時に重ならないようにすること」です。合言葉は「一つひとつやっていこう!」
繊細さんは、もともと一つひとつやるのが得意です。なので、目の前の仕事とは関係ないことを追い払って、一つずつ片付けていきましょう。

・自分を生かす
繊細さんには、共通する「5つの力」があるといいます。「感じる力」「考える力」「味わう力」「良心の力」「直感の力」です。
これらはすべて、繊細な感性の持ち主であるからこそ持ち合わせている力です。
そして、この強みを活かすためには次の2つのことを意識してみるのがポイントです。
☆自分自身の強みと掛け合わせて使う
☆心と体をのびのびと自由にしておく

HSP専門カウンセラー武田友紀さんは、600名を超える繊細さんの相談に乗ってきて、このような結論にたどりついたそうです。
繊細さんは、自分のまま生きることでどんどん元気になっていく。我慢をやめて本音を大切にすることで「私はこれが好き。こうしたい」と自分の輪が太くなっていきます。

繊細さんは、人に優しくて、心が深い。そして、気遣いができる素晴らしい人です。
自分らしさを大切にしてください。

この本は、繊細なカウンセラーによる、繊細さんのための、実際に有効だったノウハウを詰め込んだ実用書です。
武田さんがこの本で伝えたいのは「繊細さんが元気に生きる技術」です。それは文字通り「技術」なんです。
「繊細さんが生きる技術」は、繊細さんが生まれ持った力を活かした、繊細さんが幸せに生きるための技術です。
技術だから、練習すればだれにでもできるし、上達していくのです。

繊細さには個人差や濃淡がありますので、この本で書かれていることの全てがあなたに当てはまるわけではないと思います。
ご自身で「これはすぐにできそうだ」と思ったり、「これはやってみたい」と思ったりした内容から試してみてください。