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最高の体調

今週のおすすめ本はこちらです!著者 鈴木祐さんの「最高の体調」
疲労・肥満・不眠・不安・病気・老化。文明病から脱却し本来の自分を取り戻せ!
最高の体調

この本の目的は、あなたの日々の不満や不調を根こそぎ解決し、あなたが生まれもつ最大のパフォーマンスを引き出すお手伝いをすることです。とあります。

現代人は栄養不足・睡眠不足からくる体調不良が多くあります。
昔はなかった「文明病」という現代ならではの不調が生まれたのではないでしょうか。

日々の不調や不満には様々なレベルがあります。

風邪をひいたら風邪薬を飲み、関節が腫れたら軟膏を塗り、頭痛がおきたら痛み止めを飲み。

これらの対処法は間違いではないものの、あくまで表面に現れた症状をやわらげているに過ぎません。
症状のほんとうの奥にある原因を突き止めない限り、今後も同じ問題は起き続けるはず。
鬱病、肥満、散漫な集中力、慢性疲労、モチベーションの低下、不眠、弱い意志力など、一見バラバラのように見える問題も根っこまで掘り下げてみれば同じもの。
すべては一本の線で繋がっている。
その線の正体を握っているのが「文明病」という考え方なのです。
「文明病」とは、近代社会の変化によって引き起こされる現代に特有な病気や症状を意味します。

もっとも典型的なのは「肥満」です。

肥満が普通になった理由は食料の大量生産と価格の低下により、現代人はかつてないほどのカロリーを摂取しています。

古代の環境にはカロリーはもっとも貴重な資源です。
そのなかで進化した人類は自然と高カロリーな食事を好むように脳を作り変えてきました。
人類の進化と現代のミスマッチが進化医学の根幹になります。
もともとヒトはハイカロリーな食事を好むよう設計された生き物なのです。

そこで、現代人にありがちな不調の原因を大きく2つの要素に分類しそこからまた個別の対処法をみていきます。

一つの目が「炎症」です。

鬱や肥満、糖尿病といった様々な不調の原因だと考えられる。
炎症そのものは進化の過程で人体に備わった防御システムであり、私たちが生きていくうえで絶対に欠かせません。

大事なのは炎症が体の表面だけにおきる現象ではないのです。
現代人のパフォーマンス低下はわかりにくい形であらわれます。

ここで「内臓脂肪」について考えてみます。

内臓脂肪は異物でしかありません。
そのため、内臓脂肪が増えると免疫システムを動かしはじめ、炎症性物質が臓器に炎症を引き起こします。

内臓脂肪が減らない限り体はジワジワと燃え続け、炎症性物質で傷ついた血管や細胞が動脈硬化や脳梗塞の引き金になります。
これが「メタボリックシンドローム」の炎症のプロセスです。

あなたの健康状態が普通よりもよければ問題ありませんが、悪いか、とっても悪い場合は体内の炎症はかなり進んでいると思われます。
謎の不調と炎症は連動しているのです。

そのため、私たちの脳と体は「低カロリー」には上手対応できますが、「高カロリー」を処理するように設計されていません。

〇古代よりも多すぎる物
・摂取カロリー・精製穀物・アルコール・オメガ6脂肪酸・塩分・乳製品・飽和脂肪酸・満腹感・食事のバリエーション・人口密度・衛生設備・人間の価値観

〇少なすぎる物
・有酸素運動・筋肉を使う運動・睡眠・空腹感・ビタミン・ミネラル・食物繊維・タンパク質・オメガ3脂肪酸・自然とのふれあい・有益なバクテリアとの接触・太陽光の摂取量

〇新しすぎる物
・加工食品・トランス脂肪酸・果糖ブドウ糖液糖・公害・人工照明・慢性的なストレス・化学物質・処方箋・抗生物質・重金属

二つ目に現代人にとって重要なのが「不安」です。

古代から存在してきた感情ですが、現代人が抱く不安は古代とは全く性質が異なります。
その食い違いのせいで現代人の生産性が低下しています。
不安は日常的な感情ですし、厳しい環境で暮らす原始人だって日常的な気苦労があったはずです。

ぼんやりとした不安を現代的な不安とするならば、原始的な不安は「はっきりした不安」と言えるかもしれません。
・慢性的な不安は記憶力を低下させる。
・不安は理性的な判断を奪う
・不安は死期を早める

これら2つが本書にあるほんの一部となっています。
まだまだ現代人の不調(文明病)の原因や解決策がかかれているので、これを読むだけで不調が解消してしまうかもしれません。