いつも機嫌がいい人の小さな習慣
- 2020年12月01日
- カテゴリー:本の紹介
今週紹介する本は「いつも機嫌がいい人の小さな習慣~仕事も人間関係もうまくいく88のヒント」です。
人を変えるのは、小さな習慣の力です。
私たちが一瞬一瞬、積み重ねていく言葉や行動は、心の習慣になっていきます。
この本では「いつも機嫌がいい人」になるための、だれでも簡単にできる小さな習慣が集まっています。
「いつも機嫌がいい人」というのは、心を明るくしようとする習慣がある人です。
それは、ほんのちょっとしたことです。
・焦りそうになったら、深呼吸をする。
・感動したら、それを思いきり表現する。
・ストレスを感じたら、「ま、いっか」で肩の荷を降ろす。
少し気分が前向きになったり、ラクになったりすることを繰り返していきます。
不思議なもので、いい習慣がひとつ身につくと、ほかの動きも変わっていきます。
自分が少しばかり、ちゃんとした人、余裕がある人になったような気がして、無意識にそんな行動をとるようになるのです。
一発逆転でなくても、そのときどき、明るい方向に進もうとすることで、明るい現実がゆっくりでも確実に近づいてくるのです。
CHAPTER1 あなたの未来を変える、ちょっとした習慣
・身近にいる人ほど「ありがとう」を言う
私たちは、ちゃんと「ありがとう」が言えているでしょうか?
身近にいる人、いつも起きていることは、近すぎて鈍感になってしまうものです。
でも、あたりまえに近くにいる人ほど、私たちを支えてくれている一番ありがたい存在です。
「ありがとう」は相手に感謝の気持ちを伝えるための言葉でもありますが、自分自身の心をきれいにしておくためのおまじないでもあります。
なにひとつ変化のない当たり前のことなんてありません。
そんな奇跡に感謝できたら私たちは幸せになれるのです。
CHAPTER2 漠然とした不安が解消できる、お金に好かれる習慣
・「モノ」より「経験」にお金をかける
20代、30代のお金のないころ、生活費以外はほとんど経験にお金をつかっていました。
経験という目に見えないものにお金をかけるのは、もったいないという人もいるかもしれません。
経験を買うとその価値はだんだん生きてきます。
たとえ失敗した経験であっても自分のなかに何かしら息づいていて、生きるためのたくましさになったり、学びや知識、想像力や判断力を与えてくれたりします。
小さな経験は、無限の価値と可能性を秘めているのです。
CHAPTER3 コミュニケーションがとれて、仕事がスムーズになる習慣
・小さな親切をちょこちょこする
みんなから親切な人だと称賛されている人は、決して大きな親切をどーんとしているわけではありません。
むしろ忘れてしまいそうな親切をちょこちょこします。
その方がお互い心に負担にならないと知っているからです。
親切が上手な人は「なにかできないかな?」と考えるクセのある人でもあります。
「一日一親切」を心がけると幸せになって人間関係が潤うことは間違いありません。
CHAPTER4 感情の整理ができて、上機嫌で過ごせる習慣
・「ま、いっか」で肩の荷を降ろす
腹が立つこと、不安なこと、公開することなど、受け入れがたいことに突き当たったとき気をラクにしてくれる言葉があります。
それは「ま、いっか」。
相手のために「許す」というより「ま、いっか」で自分がラクになるのです。
「気に入らないところもあるけど、それはそれとして、進みましょう」という意味です。
嫌なことを我慢する、というのではありません。
「他人のこと」「過去のこと」など、どうしようもないことを考えても自分が傷つけるだけです。
許せないことに執着していると、人生の時間を無駄にしてしまいます。
CHAPTER5 ゴールを設定して道のりを考える、段取り上手な人の習慣
・迷ったら「原点」に戻る
原点に戻ってみるということには、新しいことを始める以上に大事なことです。
なにかを始めようとしたときの気持ちは、一番純粋でシンプルなものごとの本質を意味しています。
行きたい場所にたどり着く最短ルートを教えてくれるのです。
この道標さえあれば、なにがあっても大丈夫。
うまくいかないことがあっても、またやり直すことができるし、心から満足する場所にたどり着くこともできるのです。
CHAPTER6 時間の使い方を変えて、幸せ時間をつくる習慣
・「与えられた人生の時間」を意識する
よく「残された時間」などといいますが、ほんとうは「与えられた人生の時間」ではないでしょうか。
そもそも生まれたこと、生きていること自体が奇跡なのです。
時間を意識する習慣のある人、まったく意識していない人では、時間の過ごし方はまったく変わってきます。
将来を漠然と不安がるのではなく、現実的に時間に向き合えるようになります。
どの時点を切り取っても「いい時間を過ごした」と思える生き方がしたいものです。
小さな習慣は、人を変えるだけでなく、人生まで変えていく力があります。
これから始める習慣は、快感というよりも気分のいいことを実感しながら続けてください。
「習慣にするためのコツ」は次の3つです。
①いますぐできる簡単なことから、一つずつやってみる
②「気分がいいこと」をしっかりと味わう
③どんなとき、なにをきっかけにするかを決める
続けるためには、一度にたくさんやらないことです。
「これはできそう!」と心に響くものから始めてください。
はじめは人が習慣をつくり、それから習慣が人をつくっていくのです。
この本をきっかけに、あなたの行動がひとつ変わって、あなたの毎日が少しでも明るいものになれたらいいなと思います。