なまけもの時間術
- 2020年12月08日
- カテゴリー:本の紹介
今週の本はひろゆきさんこと西村博之さんという方が書かれた、なまけもの時間術という本を紹介していきたいと思います。
一般的な「時間」の使い方の概念とは違った捉え方、考え方をしているので、普段から時間に追われている人におすすめの本です。
この本ではこれからの時代、できるだけラクに、楽しく生きていくには、どうすればいいかといった部分を紹介しています。
〇「時間をやりくりする」という発想を疑ってみる
時間に追われている人は、時間をうまくやりくりする方法を考える人がとても多いです。
やりたいこと、やらなくちゃいけないことがあると「うまくやりくりして実行しなくちゃいけない」という気持ちになります。
ですが、実は人間の脳は頭を使わない単純作業をしている時のほうが、思考しやすいようにできているのです。
だから考える時間、やりくりするための時間を確保しなくても、歩いている時や電車に乗っている時、お風呂に入っている時などに、いろいろ考えることができるので、逆に時間を有効に使えるようになるのです。
〇「明日できることは今日やるな」
時間の使い方の本では、大体が「すぐやるべき」と書かれているものが多いです。
しかし、この本では「極限まで手をつけない」というのが、ひろゆきさんの習慣となっています。
例えば、締め切りのあるものがあるとします。
本当は1時間で終わる仕事でも、締め切りのずっと前に始めるとダラダラと3日もかけてしまったりします。
締め切りに合わせて作業するのが人間の性分だし、余裕があることでかえってやる気の浮き沈みが生じてしまうからです。
締め切りを破ったらという怖い気持ちもあるかもしれませんが、締め切りのギリギリのタイミングになると「やる気がないからやらない」という選択肢はなくなります。
「あと1時間しかない!」となった時には、奮起してどうにかするものなのです。
〇「堂々と休む勇気」を身につける
日本の企業では仕事を休もうとしたり、有給を使おうとすると理由をしつこく聞かれたり、いい顔をされなかったりと、意外と休みづらいものです。
社員に無理させることで、回っている企業だと利益構造なんかもヤバい状況になっている可能性が高いです。
満足にやりたいこともやれずに、人生終わってしまうくらいだったら、嘘をついてでも自分の時間を確保することに力を注いだほうが人生、はるかに楽しくなるものです。
〇「間違った努力」という時間のムダ
世間では自己鍛錬や、試行錯誤して努力することで高く評価されることが多々あります。
試しては修正して、どんどん精度を上げていくというのも理屈にかなっているといえますが、逆に時間のムダが増えてしまうのも事実です。
そんな時は自分よりも情報を多く持っている人をうまく利用してみましょう。
会社の仕事でいえば、間違いなく自分よりも経験を積んでいる先輩がいます。
経験を積んでいるということは、自分よりも多くの情報を持っているということです。
その情報を利用させてもらったほうが、物事を効率的に済ませることができます。
今回は、なまけもの時間術の一部を紹介させてもらいました。
常識的な考え方ではなく、違った視点から物事を捉えることのできる面白い本ですので是非読んでみてください。