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今週の1冊:自分を好きになる練習

今週のおすすめの一冊は矢作直樹さんの「自分を好きになる練習」

矢作さんは金沢大学医学部を卒業後、麻酔科を皮切りに救急・集中治療、内科、手術部などを経験されました。

自分を好きになる練習

冒頭で、あなたは自分が好きですか?

逆に嫌いだったりしますか?

最も多い回答は「好きでも嫌いでもない」という回答かもしれない。

一つだけ断言できるのは「自分を好きになったほうが人生は楽しくなる」

こんな書き出しで始まっている。

金沢さん自身も好きとか嫌いという視点で、自分を見たことがなかったそうです。

「人生の目的は?」と聞かれると「ない」と答えていたし「目標は?」と聞かれると「とりあえずある」と答えていた。

 

 

では、今は?

好きとか嫌いとかという線引きを超えている。

なによりもありがたいのです。

よくぞここまで生きてきたなと。

よくぞ今日まで死ななかったなと。

自分の体に感謝してもしきれない。

人生を振り返ったとき「生き抜いてきた」という気持ちが、どこかにありませんか?

そんな自分をほんの少しでもいいので褒めてあげませんか?

「やるじゃないか自分」と。

普通に生きているだけで、私たちは奇跡そのものです。

自分自身が意識してないだけで、私たちは多くのハードルを超えてきた。

だからこそ私たちは奇跡そのものなのです。

 

それと同時に重要なことがある。

それは、「これからの自分を育てる」

これまでの人生に感謝し、今この瞬間を楽しめる自分を育成することは、自分以外の誰にもできません。

そして、「自分育て」に年齢は関係ありません。

自分を好きになるとはどういうことか、好きになればどうなるのか?

 

 

「ちょっと雑」くらいで人生ちょうどいい

私にとっては、老化も加齢も、さほど悪いものではありません。

加齢に伴う老化と呼ばれる現象は、体がそこまで頑張ってきた軌跡です。

頑張ってきたのだから錆びついていきます。

できなくなることが増えたり、何かが苦手になったり不得手になったりするのは人間として自然なことです。

そんな「ありのままの自分」だからこそ、もっとかわいがり、いたわりましょう。

老化や加齢を気にしない方が確実に人生を楽しめます。

なにかできなくなったとしても「まぁ、いいやそれもありのままの自分」と受け取れるからです。

ちょっと雑に生きるくらいで、人生ちょうどいいのです。

「老化するのが人間。気にしない方が人生楽しめる」

 

 

できることをどこまでやるかは自分で決める

自分にできることを、どこまで提供するかということ。

これが仕事です。

「こと(事)につかえる(仕える)」と書きます。

すべての働く人を支えているのは「社会の一員として貢献したい」という責任感です。

仕事が面白くなく、上司に怒られてばかりの人も、人間関係に不満を募らせながらもやめないということは、どこか責任感を宿しており、なにかうまくいったときにその人のエネルギーが負から正へと転換します。

責任感は「達成感」へと変わります。

どうしても感謝をもって楽しむことができなかったら職場を変えればいい。

ますはやるだけやってみること。

「どこまでやるか、どうやるか、責任感を持って決める」

 

 

一緒にいる人は選ぶ

人間関係は心の自由、心の余裕にとって最も重要度の高い部分。

「自分が心地いいと感じる人と一緒にいる」というのが正解というか真理でしょうか。

心地いいという感覚には共通する要素があって、

  • ①利害関係がない
  • ②時間の感覚が合う

この二つを満たしている人と一緒にいるとストレスが生まれず、とにかく気が合います。

一緒にいる空間のエネルギーが澄んでいます。

揉めないのでエネルギーが濁りません。

どうしても付き合いの大半は、義理によって実行されます。

時間を奪われる→これほど人生で空虚感が増すこともありません。

「時間を奪われたと感じることで、人生を満たさない」

 

 

自分で変えられるのは自分だけ

誰もが必要だからこの世に存在しているという事実。

これは真理です。

なにかができなくても必ず別のことができます。

何もできない人間はこの世にいません。

誰かにとって低い評価でも、別の誰かにとっては高い評価につながることがあります。

人間が生まれながらに持つ多様性です。

リスクヘッジという言葉がありますが、リスク(危険)はできるだけヘッジ(回避)すること。

居場所はいつくあってもいい。

居場所が一つしかないのがリスクです。

「一つのところで評価されなくても、それを絶対だと思わない」

不思議なもので、年を重ねると執着やしがらみが強くなる人と弱くなる人に分かれます。

私たちにとって、この世に生まれたことで、この世界で生きていることが価値です。

でも人間は目で見えるなにかを自慢し、誇りたくなる。

自慢し、誇っているうちは人として未熟な状態。

初期の段階。

自分を好きになるように今を楽しんでください。

今を楽しんで無心、童心になれば他人への相対感やプライドなんて消えます。

世界は個人が支え、個人は世界に支えられている。

その意識の中で自分の人生を生き切りましょう。

 

様々な方の人生の考え方がありますが、わたしはどうせ同じ時間を過ごすなら楽しいに越したことはないと感じました。

無限ではない「今」の時間を有意義に過ごしたいものです。