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今週の1冊:よけいなひと言を好かれるセリフに変える 言いかえ図鑑

今回紹介する本は「よけいなひと言を好かれるセリフに変える 言いかえ図鑑」です。

よけいなひと言を好かれるセリフに変える 言いかえ図鑑

無意識に使っている言葉が、印象をつくっています。

「悪気はなかったのに、ちょっとしたひと言で相手を不機嫌にさせてしまった」

こんな苦い経験をしたことはありませんか?

言葉というのは怖いもので、使い方を一歩間違えれば人間関係にヒビが入ったり、取り返しがつかなくなったりすることもあります。

 

でももっと怖いのは、相手をイラっとさせることを言っている自覚がない人です。

自分では気づかないまま「マイナスの口癖」が習慣化していて、周囲との人間関係を築くことができず、悩んでいる人がとても多いそうです。

 

ハラスメントの加害者になりやすいのも、このように無意識のうちに余計なひと言を、口にしているタイプです。

そもそも、どんな仕事も人と人とのコミュニケーションなくしては、成り立ちません。

日常的な挨拶や返事の仕方はもちろん、お願いしたり、意見を言ったり、注意したり、謝ったり、褒めたり、叱ったり・・・。

ありとあらゆる場面で、言いたいことを伝えつつ、相手に信頼や安心感を与えて、好意的に受け取ってくれるような言い方を、ひとつでも多く身につける必要があります。

 

この本では「よけいなひと言」を「好かれるセリフ」に言いかえるパターンを141例紹介しています。

その中から少しだけ紹介していきます。

 

よけいなひと言…連絡がなかったから心配していた

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好かれるひと言…久しぶりに連絡をもらえてうれしい

連絡をして久しぶりに会った友人に「ずいぶん連絡がなかったから心配してたよ」と言われるのと「久しぶりに連絡をもらえてうれしかったよ」と言われるのでは、どちらが気分がいいでしょうか?

前者と後者では受け取り方が全く異なります。

前者は責められているように感じ、気分が悪くなる方もいるかもしれません。

ですが、後者は悪い気はしませんし、むしろ「連絡してよかった」と気持ちよく話すことができると思います。

喜びや感謝の気持ちをストレートに伝えてみましょう。

 

よけいなひと言…資料の作成は上手だね 

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好かれるひと言…資料の作成も上手だね

「は」と「も」が入れ替わるだけで言葉のニュアンスは正反対になります。

ほめ言葉でも、うっかり口にして墓穴をほってしまいがちなのが「○○は上手だね」

「○○はできるんだね」というように「○○は」を強調する言い方です。

褒めているつもりでも、ちょっとしたひと言がとげになることがあります。

自分が言われたらどう感じるかイメージしてから、相手に伝えることができるといいと思います。

 

よけいなひと言…でも だって だけど ていうか

人が話したことに対して口癖のように、「でも」「だけど」「だって」「ていうか」という言葉を多用する人がいます。

「でも、時間ないし」「だって無理ですよ」「ていうか、もともと知らないし」というように、これらの言葉のあとに続くのは決まってネガティブな話です。

相手は自分が言ったことを否定されてゲンナリしてしまいます。

この4つの言葉を使わないように意識してみることで、人が離れていくのを防ぐことができ、好かれる人になってきます。

 

よけいなひと言…失敗しないでね

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好かれるひと言…いつもの調子でチャレンジしておいで

 

大事なテストや発表会の前など、心配でミスしないように気を付けてほしいあまり「失敗しないでね」「間違えないでよ」と声をかけたことはありませんか?

これは大人も同じで言われれば言われるほどプレッシャーが高まります。

むしろ必要なのは、小さな失敗をたくさん積み重ねることです。

失敗してもOK!という気構えでいた方がいいのです。

人間には「自己実現の欲求」があります。

この欲求を発揮できる「環境」を与えると、さまざまな形で自己実現を図ろうとするタフな大人に育っていくのです。

 

プラスの表現は、人間関係に良いスパイラルを生み出します。

好印象を与えるひと言がとっさに出てくると、言いにくいことを伝えるときでも、相手を傷つけることなく、素直に納得してもらうことができます。

そのようなポジティブなコミュニケーションのコツが身につくと、周りに対しても好感、好印象を与えるようになって、信頼関係を築けるようになっていくのです。

同じことを伝える場合でも使う言葉次第で、まったく違った意味に受け取られることがあります。

自分の言い方をよい方向に変えて、人間関係が改善するきっかけになる一冊になると思います。