今週の一冊:入社1年目の教科書
- 2021年04月13日
- カテゴリー:本の紹介
今週の本は岩瀬大輔さんが書いた入社1年目の教科書という本を紹介していきたいと思います。
この本では、これから仕事をしていくうえで大切なことや、今後意識して行けた方が良いこと、仕事に対しての原理原則のような内容が書かれています。
今回は、入社1年目の人や転勤、異動して1年目の人が仕事に取り組む際に、意識した方がよい内容を紹介していきます。
◇何があっても遅刻はするな
入社1年目は、どんなことがあっても遅刻してはいけません。
できるだけ欠勤もしないよう細心の注意を払うべきです。
新卒入社や転勤初年度の社員に対して、受け入れる側が最初に持つのは、優秀な人かどうかという視点ではありません。
「社会人として当たり前のことをちゃんとやれる人物か」なのです。
たった一度の遅刻によってチャンスを逃し、あなたの能力を発揮する機会さえ奪われてしまう事もあるのです。
◇仕事は復習がすべて
どんな些細な仕事でも気づきや学びはあるものです。
まずは自分の仕事のヒントとなるようなものを、どれだけ多く気づくことができるか。
「気づきの力」のような感性を磨く必要があります。
覚えたこと、学んだことを自分のスキルとして定着させるのです。
そうすることで「忘れる」ということを最大限防ぐこともできるのです。
知識と経験のストックを増やすことで、仕事のスピードも一気に上がります。
スピードが上がればチャンスも増え、チャンスが増えればストックも増えるという好循環に身を置くことができるので、日々復習することを心がけてみましょう。
◇仕事は盗んで真似るもの
仕事は真似ること、盗むことでしか身につかないと言っても決して言い過ぎではないと思います。
もちろん人それぞれのスタイルがあるのですべての事を真似する必要はありません。
自分が良いと思ったこと、自分にあったスタイルを見つけたら積極的に真似していけばいいのです。
そうすることで観察力磨くこともできます。
まずは、上司でも先輩でも同期でも構いません。
ほかの人がやっていることを見て、自分もそうありたいと思ったらすぐに真似してみてください。
新たに気づかされたことがあったら「へぇ~」「すごいね」で終わらせないようにしてみましょう。
◇感動はためらわずに伝える
人間はいくつになっても認められたいものです。
これはビジネスの現場でも変わりません。
感動を覚えるものがあったのなら、ためらわずに相手に伝えてみましょう。
上司にしろ、同期にしろ「こういった点がためになりました」「今回はとても勉強になりました」と言われれば嬉しいものです。
伝えることにより新たな人間関係を構築することができ、お互いの成長につながるのです。
◇休息をとることも「仕事」だ
アスリートは、試合で最高のパフォーマンスを発揮するために練習するのが仕事です。
同様に、体調を整えるのも大切な仕事の1つです。
充分に睡眠をとり、トレーナーやコンディショニング・コーチの指示の元、入念なストレッチやマッサージを行うことによって疲労した肉体のコンディショニングを行います。
これは私たちも同様で持てる力を100%発揮して最高のパフォーマンスを出し続けなければいけません。
そのためには、アスリートと同じように体調管理に気を配る必要があります。
体をしっかり休ませるために6時間以上の睡眠をとる、夜はお風呂に浸かるなど、自分なりの休息時間を作り、いつでも最高の仕事ができるようにしましょう。
◇なにはともあれ貯蓄せよ
貯蓄といってもストイックに貯金しろというわけではありません。
財形貯蓄や定期預金のようなものを月一万でも二万でもいいので始めてみてください。
ある程度金額がたまると貯蓄を資産と認識するようになります。
この資産をどう活用するかという観点が生まれてくるのです。
目の前に自由に使えるお金が数十万あれば人間の行動は変わります。
貯蓄をして普段はなかなかできないようなことに投資して、いろいろ学んでみるのもいいかもしれません。
今回は特に社会人1年目の方向けの本を紹介させてもらいました。
社会人になりたての方におすすめの本ですが、すでに社会人の方も初心を思い出すのにもいい一冊なのでぜひ読んでみてください。