今週の一冊:すごい人脈術
- 2021年04月27日
- カテゴリー:本の紹介
今週の紹介したい1冊は金川顕教さんの「すごい人脈術」
今回はビジネスの加速に欠かせない「人脈術」です。
一人でビジネスを加速していくよりも、人と出会って相乗効果を生ませる取り組みをしていく方が、売上のスピードは早いですよね。
1人よりも2人、2人よりも3人と、いいパートナーと巡り合い、そこで自分の持っていないものを、相手に補ってもらうことであなたのビジネスは、更に加速していくこと間違いありません。
ビジネスに限らず、自分にとって有限となる情報や時間を過ごす為にも「人脈」は大事になります。
まず、日々の生活の中で接する人たちの顔を思い浮かべてみてください。
今あなたの周りにいる人たちは、あなたを成長に導くような人脈ですか?
それとも、あなたをマイナスに導いてしまう人脈ですか?
もし、あなたに何らかの目標があって、それに向かってうまく進むことができていないと感じるのであれば、それは新たに人脈を作ることによって変えることができるかもしれません。
人は、自分の力だけで成功することはできません。
全ての成功の背景には人脈が存在します。
会社や学校以外で人脈作りをしている人はたったの「9.2%」
普段生活している場所以外で、積極的に人脈作りをしようとしている人は、たったの9.2%しかいないというデータがあります。
よく考えてみてください。
全体の9.2%しか「人脈を作ろう」とする人がいないということは、皆さんが人脈を積極的に作ろうとすれば、大きなチャンスに繋がるということが言えます。
しかし、10人に1人以下という割合でしか、積極的な人脈つくりを行っていないからこそ、価値があります。
なぜ人脈作りを行なっていない人が多いのでしょうか。
理由は簡単。
そもそも人脈作りを重要と思っていないからです。
人脈を作ってすぐに結果が見えるような、即効性のあるものではありません。
また、人脈というのはその逆で、時間をかけてゆっくり信頼関係を構築していくものです。
その先にどんなメリットがあるかは、初期の段階で本人もわかりません。
過去の人脈と今の人脈は、日々の積み重ねによってできています。
例えば、皆さんが今まで何かを勉強したとき、何から学んだか思い出してみてください。
「人」「文章」のどちらかだったのではないでしょうか?
「人から学ぶ」というのは、人に会って教えてもらうとか、人が喋っている動画を見て勉強するとか、人が話した音声を聞いて学ぶといった方法です。
文章からと比べると、人に会って学ぶことの方が影響力は大きいです。
「こんな人になりたい」と思う人との人脈を作り、その人と直接接する時間を増やすことができれば、最も影響力がある方法で勉強したいことを教えてもらうことができ、自分を変えることができます。
人間関係が構築されるには4つ段階があります。
- ①知ってもらう
- ②理解してもらう
- ③興味を持ってもらう
- ④会いたいと思われる
自分にできることはどんどん相手に貢献し、情報は惜しまずに提供していきましょう。
相手の役に立つこと、楽しんでもらうこと、そして感謝されることを「もったいない」「嫌だな」などと思わずに実践していくことが重要。
見返りありきで貢献するのではなく、「何も返ってこなくてもいい」というスタンスで相手に与え続けるということです。
見返りを求めるとそれが相手に伝わり、良い結果は生まれません。
また、信頼関係を構築する為に欠かせないのは「あなたの実体験を話す」ということ。
成功談でも失敗談でも構いません。
あなたの血が通った本当の体験を相手とシェアすることで、あなたの性格や、あなたのこれまでのストーリーが相手に伝わって信頼を生みます。
人の気持ちを読みとることは、すごく難しいことだと思います。
自分の考えを相手に押し付けたり、相手の考えを聞き入れなかったり…
知らぬ間に相手からの信頼を失っているかもしれません。
日々、様々な人と接する中でちょっと相手の気持ちを読み取ってみる時間があってもよいのではないでしょうか。