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今週の一冊:いのちのやくそく~なんのためにうまれるの?~

今週は、池川明さんの「いのちのやくそく~なんのためにうまれるの?~」をご紹介します。

いのちのやくそく

池川先生は、胎内記憶、誕生記憶についての研究を進める産婦人科医として、マスコミに取り上げられております。

 

皆さんは、胎内記憶というものをご存知でしょうか?

胎内記憶とは、赤ちゃんがお母さんのお腹にいるときの記憶や、お腹に宿る前の記憶のことを指します。

子供たちが、ふと語る「生まれる前の記憶」は、人はなぜ生まれるのか、幸せとはなにか、を教えてくれるヒントになります。

 

毎日ニュースで、幼児虐待や生まれて間もない子を殺してしまったりと、痛ましい事件が続いております。

そんな時にこの本に出逢いました。

本書は、子育てをされている方も、理由があって赤ちゃんとサヨナラしてしまった方、妊娠中の方にもおすすめの一冊です。

 

この世に赤ちゃんが生まれてくる理由―。

赤ちゃんは自らの意思で生まれてきます。

あなたは「お子さんに選ばれてママになった」という内容になっております。

 

 

◇赤ちゃんは、お母さんを選んでやってくる

胎内記憶や生まれる前の記憶を研究してきた中で、赤ちゃんがお母さんを選んで生まれるなんて、考えたこともなかったそうです。

お母さんのお腹の中にいるときの記憶だけでも驚きですが、命が宿る前の『たましい』の状態の記憶を持っている子までいたそうです。

子供たちに話を聞くうちに、こうした話はよくあることなんだということが分かりました。

 

「雲の上で神様と一緒にいたよ。上からお母さんを自分で決めて、神さまにいうの。神さまはダメとは言わないよ」

「小さな子どもがいっぱいいて、妖精みたいな人がお世話してくれているの。そこから見てて、どの家に行くか決めて降りていくんだよ」

「向こうの国には子どもたちがたくさんいて、『かわいいからあのママがいい』とか『やさしそうだからあのママにしようかな』とか、みんなで言っているんだ」

とたくさんのエピソードを耳にしたそうです。

赤ちゃん自身が、世界中に何億もいる人の中からお母さんを選んでくれて、生まれてきてくれたのです。

 

 

◇お母さんを助けるために生まれてきたんだよ

この地球上には、戦争や紛争、貧困、災害、飢饉などで苦しんでいる人たちも大勢います。

そんなところにも赤ちゃんは生まれてきます。

それは何故でしょうか?

池川先生曰く、それは、「お母さんを助けてあげたいからなのではないか」という事をおっしゃっています。

赤ちゃんは、生まれてきてお母さんと一緒に人生を歩むことで、自分ならお母さんを笑顔にできる、幸せにできると固く信じてこの世に降りてきます。

どの赤ちゃんもみんな、勇気と覚悟をもって、生まれてきます。

胎内記憶を持つ子供たちは、「人の役に立ちたい」という理由でお母さんを選ぶことがよくあるそうです。

妊娠中のお母さんは、赤ちゃんを守り育むために非常にデリケートな状態になります。

色々な不安やストレスからイライラすることもあります。

そんな時は、不安やあふれる情報を気にせずに、お腹の赤ちゃんと向き合い、その声に耳を傾けて、意識を集中させることをぜひやっていただきたいです。

 

 

◇病気や障害を持って生まれてくる子どもたち

赤ちゃんの中には、病気や障害を持って生まれてくることを選んで生まれてくる子もいます。

それを、自分自身で選んでいます。

病気や障害を心配しているお母さんは少なくありません。

わが子に健康に生まれてきてほしいと思うのは、当然の親心だと思います。

でも、そう思うのは、病気や障害を無意識のうちに、不幸なこと、かわいそうなことと思っているからなのかもしれません。

子どもの中では、こういう事いう子がいるそうです。

「雲の上では、病気のある子になるか、元気な子になるか、自分で生まれてくるんだよ」

「ぼくがお母さんのお腹に入るときに、すぐ隣に列があったの。あそこに並ぶ子たちはすごく勇気があるんだ。僕にはその勇気がなかった。あの子たちは、障害があって生まれることを選んだ子たちなんだ」

 

ですので、自分から、障害というハンディキャップを設定することで、より成長しようという意思を持って生まれてきた子たちは、勇気のある子どもたちなのです。

病気や障がいのある子を育てるには、つらいこともたくさんあります。

だけど子どもが自ら選択して、このお父さんとお母さんなら、障がいを受け入れて育ててくれると思い、わざわざ選んだのだとしたら、どう思うでしょう?

その子どもの信頼に応えるのも、親の役目かもしれません。

 

 

生まれた子どもに、お腹の中にいたころのことや、生まれる前のことを聞きたいと思ったら、どうすればいいのか、ちょっとしたコツ

 

興味本位で話すとしゃべってくれないとのこと。

興味本位で聴かれると、子どもは嫌がります。

日常会話の中で、当たり前のように、

「お母さんのお腹のなかどうだった?」

「お腹に入る前はどこにいたの?」 などと聞くと結構しゃべってくれるそうです。

昔からよく言われていることは、羊水を思い出すお風呂の中や、子宮を思い出すお布団の中などは話しやすいようです。

何かものごとに集中しているときに、さりげなく聞くのも効果的なようです。

大事なのは話を聞くときは、共有、理解しているよ、という姿勢で聞いてあげることです。

子どもには見えている世界があって、それを普通に口にします。

例えば「天使が飛んでいるよね」という子には、「そうだね」と返してあげます。

「おかあさんには見えないよ」という反応をしてしまうと、子どもはいけないことを言ってしまったと、話してくれなくなります。

目に見えない世界のことを、当たり前のように受け入れてあげて、その姿勢を持ちながら質問してみるのがいいと思います。

 

みんな親になるのは初めてで、戸惑いながらも一つずつ経験していくものです。

様々な出来事を通して、子どもとのつながりを持ち、幸せを感じて少しずつ成長してゆきます。

それでも、子どもに辛く当たってしまい、自己嫌悪してしまうこともあると思います。

そんな時は、自分や子どもとの、「たましい」のつながりを見直してみてください。