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今週の一冊:超雑談力

こんにちは。

今週もおすすめの一冊を紹介させていただきます。

著者 五百田達成さんの「超雑談力」人づきあいががラクになる。誰とでも信頼関係が築ける。

超雑談力

雑談は難しい。

できないわけじゃないんだけど、なんかうまくいかない。

困る。

ストレス。

何故、こんなことになるのでしょうか?

 

理由は簡単。

それは「雑談は普通の会話と全く違うから」です。

だから難しくて当たり前なんです。

 

大抵の人は会話というと、

「友達や仲のいい人との、気を使わない、楽しいおしゃべり」

  • 「仕事の場面で、きちんと話す、大人としての会話」

この二つぐらいしか、話のバリエーションを持っていません。

いわゆる「普通の会話」です。

 

ですが、雑談とはこのどちらでもない、言ってみれば「第3の会話」です。

だから、ほとんどの人が失敗する。

どちらかのやり方で適当にやろうとするから、うまくいかない。

 

雑談とは、「微妙な間柄の人と、適当に話をしながら、なんとなく仲良くなる」という、とても繊細な会話の方式です。

 

 

雑談に適した話し方があり、それはとても簡単です。

・天気の話やニュースの話題は雑談に不向き

・「最近どう?」って聞いてはダメ

・共通の話題を探すのは素人がやること

 

雑談の目的とは、ずばり「人間関係の構築」にあります。

初対面の相手ととりあえず話をすすめる。

2,3回目ぐらいの人と、もう一歩踏み込んでみる仲良くなる。

上司とタクシーの中で交わす雑談、取引先との商談前のアイスブレイク。

義理の両親との久しぶりの会話、ママ友とのつかず離れずのおしゃべり。

 

シチュエーションはそれぞれですが、すべての雑談は会話を通じて、お互いの警戒心を解き、スムーズで円滑な関係にシフトするのが目的です。

逆にいうと、人と人は雑談をすれば仲良くなります。

その時の話の内容は、はっきりいってどうでもいいのです。

無理におもしろい話をする必要はありませんし、ましてや「結論」や「オチ」なんて不要。

むしろあってはいけないもの。

雑談が、終わったら関係も終わります。

 

 

◇「要するに」と話をまとめてはいけない

人はロボットではありません。

人には気持ちがあります。

オチのない話を、苦笑交じりにする。

結論のでない話を、堂々巡りで繰り返す。

お互いにそうやって話すことが、「一緒にいて会話をしている」という実感を生み、「関係が深まった」という安心感につながるのです。

 

それでは、ここからは雑談のポイントをまとめて紹介していきます。

 

ポイント1:「気持ちをやりとりすると、いい関係ができやすい」「気持ちを伝えると、気持ちが近づく」

「情報」ではなく「気持ち」をやりとりしているから。

「気持ちいい」「しっくりくる」「困った」「楽しい」「やめられない」…

こういった喜怒哀楽の感情を伝え合うのが「仲良くなりやすい雑談」の鉄則です。

調べればわかる冷たい情報ではなく、自分だけが感じた生の気持ちを共有すれば、親密な関係を築けるのは当然です。

情報ではなく、気持ちを話す。

 

ポイント2:「実際に体験したことは気持ちを乗せやすい」

派手なエピソード、笑える体験談の必要はありません。

ごくごく普通の話でOK。

「体験したこと」+「感じた気持ち」をセットで話すようにすれば、相手との関係はみるみるうちに良好なものになります。

 

ポイント3:「否定とアドバスは、絶対にしてはいけない」

相手の話をとことん肯定して、とにかく共感すると、それは、相手が気持ちを言いやすくなる。

ということ。人は肯定され続けると、自分の気持ちを話したくなるのです。

つまり、相手に「結論やオチを求めず」ひたすら「会話のラリーを続け」「相手が気持ちを話すやすい」に持っていくということ。

 

 

ここまでは雑談のポイントについてお話ししましたが、少し話を変えて「人に興味が持てない」と思ったことはありませんか?

・どうでもいい人の話に興味が持てない

・知らない人を知ろうという気が起きない

・自分のことで精一杯で他人にかまってられない

・仲のいい人は何人かいるから、それ以外の人と仲良くなろうとは思わない

 

そんな人でも、大人になってできた友達もいる。って方もいると思います。

その人たちも最初は知らない人だった。

そんな人と、どうやって今の関係を築いたのか。

まずは雑談をしたのです。

最初のところで、雑談をしたからこそ、少しずつその人との関係を築くことができたわけだから。

雑談を通じて少しずつ関係が深まると、相手のことがちょっとわかってきます。

そうすると、「知らない人」から「少し知っている人」に格上げされます。

そうすると興味が湧いていきます。

さらに話すともう少し興味が湧いています。

雑談力を身につけると人に興味が持てるようになります。

結果的に、人づきあいが広がったり、深まったりします。

 

 

このように人との会話は意味がないものはないように思います。

雑談は関係を築く第一歩であり、何が響いているかわからない部分もおもしろいですね。