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今週の一冊:ひらめきはスキルである

今週ご紹介する本は、「ひらめきはスキルである」をご紹介します。

著者は、瀬田崇仁さんです。

ひらめきはスキルである

「ひらめき」と聞くと、特別な人に与えられた、一部の人にしかないものと、思っている方がいるようですが、これは間違いです。

瀬田さんは、ご自身の社会経験を経て、頭の使い方コンサルトとして、状況が変わるなど、「仕事ができる人」になるための手法を教えてくれています。

ひらめきスキルを覚えることで、そこから生まれるものには、このような特徴があります。

 

  • ●結果がでる
  • ●現実離れしていない
  • ●自由な発想で作り出されている
  • ●ゴールや道筋が見えている
  • ●確信がある

 

これからの時代、「替えの利かない特別な存在」になることが、社会で求められています。

他人に価値を決められるのではなく、自分オリジナルの価値を生み出せる存在になることが、これからの生きる道になります。

本著でお伝えするスキルは、日常生活を変えることなく取り組める内容になっております。

ただし、学びを結果に変えるには、学んだ直後の30分以内に振り返りをしなくてはいけないということ。

学び効果が10倍以上になり、効果を理解した人の9割が継続する、パワフルな方法になります。

いろんな人がやっていることに、誰も知らない方法で取り組むことで、ひらめきのスキル=アイディアが高まり、人生が変わっていきます。

 

 

◇学びを結果に変える読書法

私たちは、数十年染みついてしまっている、、間違ったインプットの常識があります。

従来のインプットのやり方だと、どんな良書やたくさんの本を読んでも、結果に結びつきません。

 

読書でやってはいけないことは「付箋・線引き・ページ折り」です。

多くの人は、その発見を忘れないように、付箋を貼ったり、ペンや鉛筆で線を引いたり、ページの端を折ったりしますよね。

 

ひらめきの読書法では、この3つはNGになります。

この方法の最大の欠点は、自己満足感が出てしまう事です。

付箋、線引きがあるのを見れば、自分が成長したと思えてしまうからです。

 

また、せっかくの情報がデータベース化されないことも欠点です。

それをすることで、書かれていることが、自分のものになっているようで、ほとんど身についていません。

このやり方を続けると、情報の取捨選択能力が弱くなります。

本に書いてあることが主役で、自分が脇役になってしまうことです。

大事なのは、本に書かれていないことです。

著者の言葉ではなく、「その言葉をきっかけに、自分の中で生まれたもの」の方が大事になります。

また、読書の途中であっても、感覚的に合わない、期待していたものと違ったと感じたり、主張や文章になんとなく違和感を覚えたりするときは、「自分には合わなかっただけ」と無理に最後まで読む必要はなく、例え最後まで読んだとしても、メリットはありません。

 

 

◇成果の出ていない人の主張に、耳を傾けない

私たちは何か困ったとき、まず仲のいい相手や気軽に聞くことのできる相手に意見を求めがちです。

連絡が取りやすかったり、すぐに聞くことができる人の場合もありますが、その人たちが「聞くべき人」であるかどうか別の話です。

聞くべき相手は、自分が困っていることの解決策を知っている人、解決した経験のある人、その分野で結果を出している人です。

こういう方は立場が高い人たちなので、むしろ「聞きにくい」相手です。

ちょっと恐れ多い人だと、聞きにくいと感じますが、それを超えて意見を求めることが大事になります。

 

 

◇ひらめきの素材を増やす思考法

興味の対象が、個性と才能を教えてくれる

興味とは、ふとした瞬間、目の前の事象について疑問を感じる感覚です。

誰に言われたわけでもなく、知りたくなること。

これが興味になります。

これが、学びに向かう最大の原動力になります。

知りたいと思って、自然といろんな情報を集めたり、分析したりします。

そうして考え方は深まり、答えを導きだしてゆきます。

自分でたどり着いた答えの総和が、ひらめきの土台となります。

 

 

◇ビジネスパーソンとしての自覚をアップデートする

能力を磨くこと、経験を積むことよりも、成長のスピードと到達できるレベルを変える要素があります。

自分をどんな存在だと思っていうのかの認識。

それは、「自覚」です。

自分の影響力は自覚によって先に決まっているそうです。

この、自覚を確認し、定期的にアップデートして、未来を変えてゆくものが自覚です。

 

 漫画の『ワンピース』を例に挙げますと、主人公のルフィは、第1話から「海賊王に、俺はなる!!!!」といっています。

まだ何も成し遂げていない、冒険も始まっていない、仲間も一人もいない状態なのにも関わらずです。

ですが、ルフィにとっての自覚は「自分は、海賊王になる存在」です。

冒険する中で、ルフィは、確実にその姿に近づいています。

このことでわかるのは、「自覚が先で、現象が後」ですが、どんな自覚を持っているかで、どんな人生を歩んでいくかが、まったく変わってしまいます。

 

自覚は、自分の核になります。

核という言葉には、2つ意味があります。

①行動指針、判断基準です。

海賊王になる存在だとしたら、何をするのか、何をしないのかが自動的に決まります。

②磁力を持つ核です。

海賊王になる存在に必要な情報や出会い、試練や運命が引き寄せられてゆきます。

 

自覚は自分の核を変えます。

レベルや器などといった総称が、その人からにじみ出る品格や風格まで変えてしまいます。

まずは、自分がどんな人間なのか、自分自身に問いてみてください。

 

 

これまでの手法は、ビジネスだけでなく、普段からも活用できる手法だと感じました。

親御さんが子供に何かをしてあげたい気持ちや、友人や大切な人、誰かに何か喜んでもらいたいことや、人の役に立ちたい思いも、ひらめきとなります。

ひらめきは特別な才能でも、センスでもなく、スキルで誰にでも身につくことができるので、悲観することはありません。

自分という存在がいることで、今まで思いつかなかったアイデアが生まれるかもしれない。

誰かの模倣ではなく、オリジナルな存在として自分にしかできないことを始めてみましょう。