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今週の一冊:「精神科医の禅僧」が教える心と身体の正しい休め方

今週のおすすめの一冊を紹介していきます。

川野奏周さんの「精神科医の禅僧」が教える心と身体の正しい休め方

「精神科医の禅僧」が教える心と身体の正しい休め方

「休日ゆっくり休んでいるのになんとなく疲れがとれない」その原因は「心が疲れている」からかもれしれません。

本書は、精神科医でありながら、禅僧でもある著者があなたの疲れの原因をしっかり分析し、その原因にあった休み方を提案する本です。

精神科医の視点から、あなたの疲れの原因をしっかり解説し、禅僧の視点から実践法、具体例を紹介しています。

 

 

・最近疲れがなかなか取れない…

・以前に比べて、集中力が続かない…

・仕事も趣味もなんとなくやる気がなくなってきている…

・新しいことにチャレンジする気がわいてこない…

・疲れているはずなのに、ぐっすり眠れない…

・朝、起きた時からすでに疲れている…

このように感じていることはありませんか?

 

最初に申し上げておきますと、土日にゴロゴロするという休み方は、なかなか疲れは取れません。

土曜日にフルマラソン走ったということなら、日曜日にマッサージをして、一日横になって休んでいれば、それなりに疲れは取れるでしょう。

その疲れの原因は明白に「筋肉が疲れている」ことであり、その場合は「筋肉をほぐす」「身体を休める」という休息法が適切だからです。

では、みなさんが感じている疲れは、そういった方法で本当に解消されるものなのでしょうか?

実はこの「どんなふうに疲れている」と「それに適した休息法を実践しているか」という部分こそが、意外と見過ごされがちなポイント。

 

忙しい日々に追われているだけでなく、心と身体を休める方法を知らないために、疲れが取れることなくたまっていって、最終的に体調を崩してしまう。

残念なことに、そんな方がどんどん増えているのではないかと思います。

実は、「集中力が続かない」「やる気が低下している」「夜、ぐっすり眠れない」などの兆候が出ている場合、身体が疲れているというより、心が疲れている可能性が高いと思われます。

医学的に表現するなら、脳が疲れている状態なのです。

 

脳というのは、原則として「一つのことに集中している」という状態のときはそれほど疲れません。

疲れないどころか、リフレッシュされて、より元気になっていくことがわかっています。

よく、「夢中でゲームをやっていると時間を忘れる」「スポーツの試合でゾーンに入っている」などのように、一つのことに夢中になっている状態の時は、脳はまったくと言っていいほど疲れていないのです。

逆に、「いろいろなことを考えながら作業をする」「考えごと、悩み事が頭から離れない」という状態だと、脳は非常に疲弊してしまいます。

現代人の多くが抱える疲労、不調というのは、むしろ「脳疲労」に起因しています。

 

 

◇疲れには3種類ある!

大きく「身体の疲れ」「脳の疲れ」の2つにわかれます。

身体の疲れと脳の疲れは根本的に違うものです。

実は、「脳の疲れ」にも大きく分けると2つの種類があるのです。

悩みやストレスなどのネガティブな感情によって引き起こされる「心の疲れ」といくつもの作業、思考を同時に行うことで脳に負担をかけている「マルチタスクによる疲れ」です。

私たちの日常はほとんどが無意識に脳を疲労させているのです。

現代人に生きること自体が疲労の根源であり、疲れていない人などほとんどいないと言っても過言ではありません。

誰もが疲労を抱えながらも、なんとか毎日のコンディションをやりくりしている状態。

なによりも、あなたら自身がどんな疲れ方をしているかを知ること、気づくことです。

 

脳が疲れる要因は「つらいこと」「苦しいこと」「ストレスのきる作業」をしている要因。

要するにネガティブな感情による脳疲労です。

ストレスのかかる仕事を長時間続けることで活性酸素が生じると、細胞が酸化され、その細胞から疲労因子が分泌されることがわかったのです。

ポジティブなことをしていると脳は疲れない。

もう、一つの要因はマルチタスクです。

自分が好きなことをしているときや、ポジティブな感情でゾーンやフローに入っている場合は、まったく精神的な疲れを感じないこともあるでしょう。

脳を疲れさせないコツの1つは、いかにしてマルチタスクをやめ、好奇心をもってシングルタスクに取り込むかということ。

 

疲れの症状の出方はさまざまです。

身体に症状を訴える人。

メンタル面に症状を訴える人。

脳疲労によって自律神経が乱れることはよくありますから、自律神経が乱れてくると、身体のどこに異常が出てもおかしくありません。

身体が疲れているから身体に症状が出て、脳(心)が、疲れているからメンタルに症状が出る、というような単純な組み合わせではないのです。

 

 

実践的な睡眠の休息法を少し紹介します。

身体や脳を休めるのには、睡眠こそ最も重要な要素といえます。

まずなによりも朝、しっかり太陽光を浴びること大事です。

物理的にそれが難しい人向けに、強力なライトを放つ機械も発売されています。

朝、強制的に強い光を浴びることで、生活や睡眠のリズムを修正する方法。

睡眠は健康の基本であり、休息という意味ではもっとも大事な要素であります。

睡眠のリズムが崩れたままでは日常生活の、なかでも少なからず障害も出てきます。

 

さまざまな身体の不調で悩んでいる方は多くいると思います。

病院に行っても問題ありません。と、言われ不調が治らず一人で抱えてそれがストレスとなり、ならなる不調を生んでいるかもしれません。

この本を通していかに心の疲れが身体の不調と直結しているか感じました。

悩んでいる人の話いて1%でも心が楽になるのであれば、私は実践していきたいです。