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今週の一冊:夢をかなえるゾウ

今週のおすすめの一冊をご紹介していきます。水野敬也さんの「夢をかなえるゾウ1」です。

夢をかなえるゾウ

この本は、インドの神様ガネーシャが「平凡」な会社員の「成功したい」「変わりたい」と、誰しもが一度は思ったことを、過去の偉人たちの行動やその結果を交えながら、対話形式で進んでいくお話となっています。

この本の面白いところは、ガネーシャのユーモアもありますが、登場する会社員が「平凡」であることです。

誰しもが一度は思ったことがある「こんなことして意味あるの?」「早く成功するための秘訣を教えて!」と、とても親近感が沸く、いいポジションにあることです。

自分と重ねてみるといろいろな発見がありますので、一度読んだことがある方はそこを意識してみるとまた面白いかもしれません。

  
この本で一番気になるのは、夢をかなえるには、成功するための秘訣やコツがのっているのではと思いますが、実はそんなものはありません。

秘訣やコツを求めているほど成功しないことが、読んでいくとわかってきます。

 

では、なぜ成功しないのか?

それは「成功できない凡人」の法則があるからです。

そして、成功できない人はそれを、実感はありませんが知っています。

それは秘訣やコツを求める、もっと簡単に言えば「近道」をしたがるからです。

オリンピックの選手を想像してみてください。

選手の方々は毎日毎日大変な練習を積み重ねて、隣にいるライバルに負けないように、努力を惜しまず何年もかけて、結果を残してきているからこそオリンピックに出場できるのです。

そんな人に「はやくオリンピックに出たいから勝てる秘訣やコツを教えてください」と、スポーツを始めたばかりの新人が話したらどう思いますか?

「この人は勝てないな」と思うでしょう。

ろくな準備や経験もない人が、試合で勝てる道理がないからです。

もし、秘訣やコツがあるとしたら「毎日の積み重ね」にあります。

しかし成功できない凡人はここで、人の意見を素直に聞かず、結局行動に移さないのです。

中には言い訳を始める人もいます。

なぜ成功しないのか?

それは行動ができていないからです!

 

では成功している人はどうなのか。

成功している人たちは、成功しない凡人の「真逆」を実行してきています。

秘訣やコツを求めずに「地道に面倒くさいことを誰よりも率先して行い」「人の意見を素直に聞いて」「言い訳をせずに毎日続ける」

たったこれだけのことなんです!

いわば、この3つこそが成功するための秘訣なのです。

 

成功するための秘訣が分かったところで、本書に登場するガネーシャさんが会社員に出した課題を3つほどご紹介していきます。

(ガネーシャの課題は本書だけで29個あります。)

そしてこれらの課題を毎日1つずつ実行してください。

この課題は必ず1日で実行できるものです。

そして決して難しいものでもありません。

しかし、人生を大きく変えるほどの効果を持つものです。

 

①靴を磨く

早速地道な課題が出てきましたが、そのマインドがとても大切です。

野球で大活躍をしたイチロー選手は他の選手が先に帰ってもずっと残ってグラブを磨いたそうです。

「神聖な商売道具を粗末に扱うことは考えられない」

それがイチロー選手の考え方でした。
 
皆さんは外に出るとき、仕事に出かけるとき、必ず靴を履くと思います。

靴は会社に行くときも、営業で外回りするときも、遊びに行くときも、自分を支えてくれている大事なものです。

それを大事にできない人が、成功できるかとガネーシャは語っています。

たまには、いつも使っている物を大事に磨いてみてはいかがでしょうか?

 

②トイレを掃除する

面倒くさいし、汚く感じるし、みんなやりたがらないし、しかし経営者の方から「トイレ掃除は大事だぞ」と言われた方はいますか?

なぜトイレ掃除は大事なのか、それは人がやりたがらないからこそ、一番喜ばれるからです。

みんなやりたがるものは誰でもできます。

しかし誰もやりたがらないからこそ、価値が生まれ、仕事ができる人は全員そのことを知っていいるからです。

あのパナソニックの創業者、松下幸之助さんも誰よりも早く出社してトイレ掃除をしていたそうです。

会社のトイレでなくお家のトイレでもいいので、掃除してみませんか?

 

③お釣りを募金する

なんで!?お金が欲しくて成功したいのに、なんで何も見知らない人に募金しないといけないのか?

石油王のジョン・ロックフェラーさんは昔から欠かさずに行ってきた習慣が、自分の給料の10分の1を寄付することだったそうです。

そしてこの習慣は優秀な投資家になった息子さんや、副大統領になったお孫さんにまで続き、一族そろって出世したそうです。

なぜ寄付することで出世できたのか、それは人を喜ばせて幸せにした分だけ、報酬としてお金がもらえるからです。

お金持ちになりたい人は自分を喜ばせることばかり考えますが、自分ではなく周り、ほかの人々に喜んでほしいという素直な気持ちが大事なのです。

募金であれば能力がなくとも小銭があればできるので、誰かを喜ばせるために入れてみてはいかがですか?

 

 

いかがでしたでしょうか。今回のブログでは、成功しない人、成功する人の特徴とガネーシャの課題を少しご紹介させていただきました。

この「夢をかなえるゾウ」は現在までに1~4まで出版されており、累計430万部も売れている大人気なシリーズとなっております。

読んでいて飽きさせないとても面白い内容でありながら、課題の一つ一つがとても心に刺激を与えてくれる作品となっておりますので、興味がある方は、是非ご一読いただければと思います。