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今週の一冊:人間関係が一瞬でよくなる魔法の接続詞

こんにちは。今週のブログも著書のご紹介をしてまいります。

ご紹介する本は、「人間関係が一瞬でよくなる魔法の接続詞」です。

人間関係が一瞬でよくなる魔法の接続詞

著者は探偵・心理カウンセラーの谷口敏夫さんです。

現在は、探偵業のほか、企業の問題解決コンサルタント、心理カウンセラー養成スクールの校長をしております。

 

本著は、コミュニケーションを正しくとるために、「魔法の接続詞」の使い方を紹介しております。

人は自分を肯定し、共感してほしい生き物です。

この接続詞は、相手を受けいれ、それから肯定するための言葉です。

その背景として、探偵を通して個人や法人の抱える問題を解決する中で、問題の本質はすべて、「理想と現実のギャップ」から生まれていることに気づいたからだそうです。

お客様の「なんで?」「どうして?」の問題の多くの根本的な「原因」は、圧倒的にコミュニケーション不足からくるものでした。

ありとあらゆる人間同士の間でコミュニケーションがとれないから弊害が起こります。

正しくコミュニケーションが取れていないために、もめごとやトラブルが起きたりしている人が山ほどいるのです。

 

 

◇魔法の接続詞はこうして生まれた

 

最初に少しだけ説明をしましたが、この接続詞は相手を受け入れ、それから肯定するための言葉です。

その方法とは、「そうですか」「それから」「そうなんだ」・・・。

「そ」の始まる相づちを使うことで、お客様に自分の意見をバンッとぶつけたところ、受け入れてくれた、自分のやろうとしていることを認めてくれた、と感じたそうです。

谷口さんは探偵依頼の相談のほかに、個人的な悩みの話を聞いていくうちに、会話を振り返ってみると、「そ」で始まる相づちの言葉を、たくさん使っていることに気が付きました。

 

ほとんどの人は、相手のことには興味がなく、興味があるのは自分のことだけです。

自分が苦しい、大変、つらい、という人が世の中でなんと90%以上占めているのです。

人は悩みを抱えていても、なかなか自分から打ち明けることができません。

あなたの周りで誰かが悩んでいたり、落ち込んで、何か言いたいことがあるのではと思ったら、「今日は何があったの?」「つらいことはない?」と相手の話を引き出す質問をしてあげるとよいという事です。

そうすると、相手は、自分に興味をもって持ってくれたんだと嬉しくなって、少しずつ心を開いてくれるでしょう。

 

では、何故「あれ」「これ」ではなく、「それ」なんだとおもいますか?

それは対象物の距離から、これらの言葉を使い分けているからです。

距離に応じて、近い距離はこれ、中ぐらいの距離はそれ、遠い距離はあれ、という風に、無意識で使い分けているのです。

人とのコミュニケーションの距離でも同様に「それ」というのは「あれ」ほど遠くなく「これ」ほど近すぎず、ちょうどいい距離間なのです。

魔法の接続詞の相づちは、誰かといるとき、共通のエリアにある対象や事柄を表す接続詞です。

すると、2人の距離が近すぎず遠すぎず、一番心地よい意思疎通ができるのが「そ」のつく代名詞ということなんですね。

 

 

◇人間関係の間違いは曖昧さから生まれる

 

世の中には、人間関係でトラブルをひき起こしている人がたくさんいるのだそうで、そのさまざまなトラブルの大半の原因は、「曖昧」さからくるものでした。

日本人は、コミュニケーションをとるときに物事をはっきり言いません。

それは、相手ともめごとを起こさないように、嫌われないように、いつも曖昧にごまかしているからなんです。

そして、コミュニケーションが曖昧だと5つの「違い」が生じます。

すれ違い、勘違い、思い違い、間違い、言い違い。すべての人間関係のトラブルはこの5つが原因だといっても過言ではありません。

では、このトラブルを回避するために、何をしたらよいのでしょうか?

谷口さんが言うには、確認作業です。社会人になると、報告・連絡・相談が大事だといわれておりますが、この3つより大事なのが、確認となります。

相手の話を最後まで聞かず、中途半端に「わかった」と返事をしてしまう人が多いです。

わかりました、と返事をしたら、相手に何がわかったのか「もう一回言ってみて」と必ず確認作業をとるようにしてみるとよいでしょう。

 

言わなくてもわかるだろう、言ったから、もうわかっているだろう。

この2つの思い込みは、コミュニケーションがこじれる原因になります。

同じ言葉を言われても、人によって受け取りかた、感じ方も人によって違います。

細かく伝えることは難しいですが、だからこそ、できるだけ曖昧さを取り除き、確認作業をすることが大切なのです。

 

一瞬で人間関係がよくなる「魔法の接続詞」は、話下手な人でも、人の話を切らずに、最後まで話を聴くことができます。そして、共感してあげるだけでいいのです。孤独を感じる多くの人が求めているのは、たったこれだけです。

人は、話を聴いてもらいたいのは、その人にとって特別な思いがあるから聴いてほしいし、寂しい思いをしている人が多いのです。

 

結婚している女性ならば、旦那さんは、ほとんど話を聴いてくれません。

後にしてくれ、もう疲れた、話をしなきゃよかった、とますます孤独が強まります。その結果、日本では、3組に1組が離婚されています。

親子や友達、恋人、上司の間柄で起こるトラブルも同じです。

本著では、実際にこの魔法の接続詞を使って、人間関係が好転した方の話も、掲載されております。人間関係で悩んでいる方、現在進行形でトラブルを抱えている方、過去に人間関係で苦しい思いをした方も、これから幸せになる為、心が満たされるようにと願い、本著をご紹介しました。