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今週の一冊:夢をかなえるゾウ2

今週のおすすめの一冊をご紹介していきます。水野敬也さんの「夢をかなえるゾウ2」です。

夢をかなえるゾウ2

この本は以前投稿させていただいた「夢をかなえるゾウ」のシリーズ第2弾となっております。

インドの神様ガネーシャがサラリーマンをやめて夢だったお笑い芸能人として8年活動するも成功できない本作の主人公、西野勤太郎とお笑い大会で優勝することを目標にしつつ、その過程でガネーシャの教えを学んでいく対話方式のお話となっております。

本書の面白いところは前作と同じ点もありつつ、新しく登場する貧乏神の金無幸子(かねなしさちこ)と前作にも登場した釈迦(しゃか)の2人のまた違った視点から見る教えが面白おかしく読めるところかと思います。

今までわかってはいたけれど、文章として読むことで改めて納得できることが多く、神様たちの課題のほとんどは過去に一度は誰もが耳にしたことがあるものばかりで、自分自身の過去の思い出や経験に重ねることで、より理解が深まる本となっております。

そして本書の最大の特徴は、前回には明確に描かれてはいなかったテーマが本の表紙に乗っていることです。

 

それは「お金と幸せ」です。

 

私たちが生きていく中で、決して外すことができない言葉!

お金と幸せの関係性について語ってくれます。

 

8年たっても売れないお笑い芸人生活をしていたところに夢をかなえるゾウ、ガネーシャが現れたと思ったら自分は貧乏神のとりつかれ、さらに紆余曲折あって借金までされてしまい、このままでは一生売れないお笑い芸能人で終わってしまう。

そんな状況でガネーシャからの課題がついに出ました!それが!

ガネーシャの教え「図書館に行く」

「なぜ?」と思うかもしれません。

中には「本を読んで解決するの?」と信じられない人もいると思います。

しかしガネーシャ曰く、「本を読んで解決せぇへん問題はあらへんで、仕事、お金、人間関係、幸せ、人間の悩みなんちゅうのはいつの時代も同じや。そんで本ちゅうのは、これまで生きてきた何億ちゅう数の人間の悩みを解決するためにずっと昔から書かれてきてんねん」と話しており、なるほどなと感じていただけると思います。

 

今の時代では、本ではなくインターネットを使っていつでも調べごとができるようになりましたが、自分ではないほかの人のアドバイスや解決策を模索する手段が変わっただけなので、この教えはそれぞれの人に会ったプロセスで問題の解決ができればよいのではないかと思いました。

 

次は貧乏神、金無幸子さんの教えを見ていきましょう。

金無幸子の教え「欲しいものを口に出す」

これはとてもシンプルです。

自分の欲しいもの、欲求を口に出さずに抑え続けることで「やる気」が失われていくとお話しています。

たしかに、やりたいことが無理だと悟った瞬間にやる気はなくなり別のことに着目したりします。

それでうまくいくならいいのですが、あれもダメこれもダメと、自分のやりたいことが何もなく無気力のなってしまったら、それは幸せとは呼べないなと思いました。

だからこそ、他人を喜ばせるのと同じくらい、自分を喜ばせるように欲しいものやしたいことを口に出す必要があるのです。

時には自分の欲求と他人の欲求がぶつかるときもあります。

でも、そうやって欲求をぶつけながら、それでもお互いが喜べる道を見つけていくことこそが、成功するための秘訣だと貧乏神は語っています。

 

次に釈迦の教えを見ていきましょう。

「自分と同じ苦しみを持っている人を想像する」

これは先ほどのガネーシャの教えに似ているところがあるなと僕は思いました。

今悩んでいるものを調べようとすれば本でも何でも出てきますし、全くではないけど似たようなものはたくさん出てきます。

調べようとするときは苦しい時や悩み事を解決する際に行うと思いますが、この教えはたとえ苦しくても立ち止まったり、他人の足を引っ張っても何も変わらない、自分だけが苦しいのではなく、他の人も同じような悩みや苦しみを抱えていて、それでも幸せになるために進んでいるよ。

と落ち込んでいる心を前に進ませる言葉ではないかと思いました。

 

皆さんはどのように思いましたか?

今回のブログでは、ガネーシャ、貧乏神、釈迦の課題を少しご紹介させていただきました。

ガネーシャたちの課題は本書では計14個あります。

第1作と比べると少なめですが、ガネーシャ以外の神様のお話も聞けるため、終わりまで楽しく読むことができました。

この「夢をかなえるゾウ」は現在までに1~4まで出版されており、累計430万部も売れている大人気なシリーズとなっております。

読んでいて飽きさせないとても面白い内容でありながら、課題の一つ一つがとても心に刺激を与えてくれる作品となっておりますので、興味がある方は、是非ご一読いただければと思います。