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今週の一冊:思い通りに人を動かすヤバい話し方

思い通りに人を動かすヤバい話し方

 

今回紹介する本は、Dr.ヒロさんが書いた「思い通りに人を動かすヤバい話し方」です。

思い通りに人を動かすヤバい話し方

Dr.ヒロさんは、YouTubeでトーク主体の動画配信をしている方で、前職はマルチ商法でトップセールスをやっていました。

職業を一言で表すなら「しゃべりでメシを食べている人」です。

 

最初からコミュニケーションがうまかったのかというと、そうではなく、転機となったのが洗脳スキルの出会いです。

 

この本での洗脳の定義は「相手を自分の誘導したい方に動かすこと」とします。

テレビで見る、全財産や命を奪うような事件も、エステティシャンが顧客から契約を取るのも、どちらの洗脳です。

「相手の心をどれくらい大きく動かすか」の違いでしかありません。

「うまい話をする」とは、人の心を動かせる話し方になりますので、実は「うまい話し方」とは「洗脳力のある話し方」です。

 

”洗脳=うまい話し方”くらいに思っていただければ大丈夫です。

 

洗脳力のある話し方で、一番重要なコツをお伝えします。

洗脳において一番大切なのは、話術でもなく目ヂカラでもなく、ポジショニングです。

むしろ話術も目ヂカラも、見た目も、ポジショニングのために存在します。

 

ポジショニングとは文字通り「どんなポジション(立場)を取るか」です。

「この人の言う事は聞いておいた方がいい。むしろ言うことを聞きたい!」と思わせることが洗脳の最重要ポイントです。

 

自分の立場や立ち位置を有利にするために、自分に有利な発言をすることを「ポジショントーク」と言います。

わかりやすいイメージ、それは「この人、めっちゃガチやん」と2秒でわかる人を演じることです。

マルチ商法などの儲け話をするなら、わかりやすいハイブランドは標準装備です。

教祖をやるなら神秘的な恰好がいいでしょうし、占い師ならスピリチュアルな見た目がいいでしょう。

ベタですが、ベタというのは、誰もが同じようなイメージを持っているので実に便利です。

 

「人は見た目が9割」「人は話し方が9割」という本がありますが、その同じような概念の中核を担うのがメラビアンの法則です。

メラビアンの法則は「7―38―55の法則」とも呼ばれます。

言語情報が7%しかなくて、ほとんど重要ではないこと。

聴覚情報が見落とされがちだけど38%とまあまあ大切なこと。

視覚情報が55%で半分を占めていること。

話す内容をいくら変えたところで、話し方は上手になりません。

大切なのはどんな見た目の人が、どんな振る舞いで、どんな声の出し方で話すかです。

「上手に話せるようになりたい」と悩んでいる人は、7%しかない言語情報ばかり気にしてしまっている人がほとんどです。

うまい話をする上で大切なのは、視覚情報と聴覚情報なのです。

 

相手に好かれる「話し方」の極意は、「相手の自尊心を満たす」話題を出すことです。

簡単にいうと、会話はまず「おだて」「お世辞」「ゴマスリ」から入ることです。

要は「媚」を売るという事です。

仮に褒め方が下手であっても、相手は褒められまくると信用してしまい心を開きます。

その際にポイントにしてほしいのが一目でわかる外見よりも、ぱっと見てはわからない内面を褒める方が響きやすいです。

 

この本を読んで私たちが得られることは「コミュニケーション能力が高くなる」「騙されない人になる」ことです。

洗脳のノウハウを知ると、世の中いろいろなところに洗脳のテクニックがちりばめられていることに気づきます。

心理技術を悪用したコミュニケーションの脅威はますます強まっています。

なので、仕掛ける側の手の内を知っておくことが非常に有効です。

相手に好かれる「話し方」の極意や思い通りに人を操る「伝え方」の極意、会話の達人になる「聞き方」の極意などなどたくさんのポイントが詰まっているので興味がある方はぜひ読んでみてください。