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今週の一冊:覚悟の磨き方

今週の本は池田貴将さんが編訳された「覚悟の磨き方」という本を紹介していきたいと思います。

覚悟の磨き方

この本では、かつての偉人である吉田松陰さんの生き方や考え方を今現在の人たちにわかりやすく超訳されている本になります。

今回は吉田松陰さんの生き方というものをまとめた内容をいくつか紹介していきたいと思います。

 

◇松陰からの学び (一) 「動きながら準備する」

やろうとひらめく。

そのとき「今やろう」と腰をあげるか、「そのうちに」といったん忘れるか。

やろうと思った時に、なにかきっかけとなる行動を起こすことが大事です。

それができない人はいつになっても始めることはできません。

むしろ次第に「まだ準備ができていない」という思い込みのほうが強くなっていくのです。

よく行動する人は、知識は必要最低限でいいと考えます。

なぜなら実際に動く前に、わかることなんてほとんどないと知っているからです。

だからよく失敗します。

ですが、それが「順調」だと思えるのです。

そのように私たちの脳は、自分の脳をうまく正当化するように作られています。

小さくても「一歩を踏み出す」という行為さえ続けていれば「なぜこれが正しいのか」脳が勝手に理由を集めてくれるのです。

 

◇松陰からの学び (二) 「無駄を削ぎ落とす」

松陰が理想とした生き方に武士の生き方があります。

武士は無駄なものを削り、精神を研ぎ澄ましていました。

俗に通じる欲を捨て、生活は規則正しくできるだけ簡素にしました。

万人に対して平等な心をもち敵にすらあわれみをかける。

自分の美学のために自分の身を惜しみなく削る。

目の前にある安心よりも、正しいと思う困難をとる。

このような逆境や不安に動じることなく、自分が信じている生き方を通すことが、心からの満足を得られる生き方なのです。

 

◇松陰からの学び (三) 「慣れ親しんだ場所から出る」

ひとりの人間には多くの可能性があります。

ただひとり、「自分」だけが可能性を制限することができます。

今までの自分がこれからの自分を決定すると誰しもが考えているのです。

二度と失敗をしないように過去の「自分」がいつでも助言をくれます。

過去の自分の言うことを聞いていれば安全で安心です。

しかし「心からの充実」というものを得ることができなくなります。

居心地のいい場所にいる限り「本当にやりたいこと」はできず、むしろ新しい刺激に弱くなり、だんだん感性が鈍くなっていくのです。

 

◇松陰からの学び (四) 「負けん気を育てる」

素晴らしいもの、人に出会ったとき、「自分も同じ人間だ。負けてなるものか」と発情できるかどうか。

これが負けん気を育てることにつながります。

負けん気の正体を見つけることができたら、もういても立ってもいられなくなるはずです。

自分の志のために行動する。

そして志のために行動したからこそ、様々なことを理解できるのです。

 

◇松陰からの学び (五) 「自分が先頭を切る」

まずは自分から熱くなりましょう。

自分から動き出しましょう。

その姿を見て冷やかになったり、離れていったりする人もいると思います。

ですが同時にその思いを受け止めて、一緒に熱くなってくれる人も必ず現れます。

誰かにとって否定的なことは、誰かにとって肯定的なことでもあるのです。

だから自信をもって好きなことは好き、嫌いなことは嫌いと言って自分から行動してみましょう。

 

◇松陰からの学び (六) 「終わりを意識する」

死というものを意識できるのは人間だけです。

その死のイメージから逃れようとする人はいつの間にか「人生はいつまでも続くもの」だと思い込みがちです。

人生は長いと思う人もいれば、短いと思う人もいます。

ですが、本気で生きるということは、「わずかな時間の中で何ができるか」を必死で考えることによく似ているのです。

やり残していることは臆せずにどんどんやってみましょう。

死を意識すれば人の「生」は否応なく正解を導き出してくれるのです。

 

何かに挑戦するときは少なからず覚悟がいるものです。

なかなか自分に自信が持てない人や覚悟が決まらない人はこの本を読んで覚悟を決めるきっかけ作りにしてみてください。