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今週の一冊:エッセンシャル思考

今週ご紹介する本は「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」です。

著者はグレッグ・マキューンさんです。

エッセンシャル思考

この本では、エッセンシャル思考を学ぶことで、正しいことをやり遂げるための考え方と技術を獲得し、最高のパフォーマンスを発揮するために様々な気付きを教えてくれる1冊となっております。

本書は多く分けて4つのパートに分かれており、パート1ではエッセンシャル思考の考え方について、パート2~4ではやらなくていいものを正しく「捨てる」ことについて紹介しています。

その中で私が気になったところを、ご紹介していきたいと思います。

 

本書を読んでいて思ったことは、基本的に黒以外の色は使われていないため、重要なポイントはチェックやマークしないと、振り返ったりした際に分かりずらくなってしまうところだと思いました。

発売日が2014年と、だいぶ空いているため現在の本と比べると、読者が読みやすいように配慮されていないのは仕方がないのかなと感じます。

しかし、内容はとても新鮮で、多くの気づき教えてくれるので、読んでいくにつれて、私はあまり気にならなくなったので、気になる方は気になるかなといったぐらいのものになっております。

次に私が気になった内容は、エッセンシャル思考を学ぶ上で作者は3つの思い込みを克服しなければならない項目です。

「やらなくては」

「どれも大事」

「全部できる」

の3つが心の中にあると、最高のパフォーマンスが発揮できなくなるため、次のように置き換える必要があるそうです。

それが

「やると決める」

「大事なものはめったにない」

「何でもできるが全部はやらない」

この3つに置き換えることで、エッセンシャル思考のコアになる考え方が身につくそうです。

自分の目的を定め、最優先事項を決めて無駄をなくすことで時間を有意義にすることができ、それにより仕事の出来や質の向上につながるのだと読んでいて私は思いました。

どれも大事だから全部をやろうとすると、時間もかかるし効率も下がり、必ずしもいい結果が残せるわけでもないのに、それをしてしまう考え方が自然と身についてしまっていることにも驚きがありました。

その驚きが、次に私が気になった内容なのですが、なぜそのようになってしまうのか、それはここ10年ほどで大きく変わったことがあるからだと作者は語っています。

まず、選択肢が多く増えていることが挙げられ、それにより大事なものが、見えにくくなってしまっているそうです。

これは心理学では「決断疲れ」と言われ、選択の機会が増えすぎることで、正しい決断ができなくしまう状態をいうそうです。

次に他人の意見がうるさすぎることも挙げられるそうです。

選択肢だけでなく、他人からあらゆる方向から口出しされることで、プレッシャーが大きすぎてしまう事で可能性としてあるそうです。

そして、欲張りの時代になっていることで「全部手に入れよう、全部やろう」という考え方が、浸透していることも原因として挙げられるそうです。

今の時代はテレビだけではなく、インターネットやSNSなどで、常に多くの情報が飛び交うことが、良くも悪くもなっていることが分かりましたが、その情報を、誰が見たり聞いていたりするのかは、その本人なので、自分自身で情報を評価したり、必要なものでないものは、捨てて余計な情報はカットすることが必要だと感じました。

頭ではわかっていても、実際に今までのやり方を変えようとすると、自然と元に戻ってしまう事は、本書の最初に近いところで書かれていますが、情報化社会になっている今だからこそ、自分にとって、やると決めたことについての選択や情報の取捨選択ができるように訓練し、エッセンシャル思考が身につき、最高のパフォーマンスが発揮されるのだと作者は伝えたいのではないでしょうか。

いかがでしたでしょうか?
今回のブログでは「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」についてお話してきました。
本書は内容ひとつひとつがとても新鮮で面白く、図や表も多くはありませんが活用しているため、読んでいくごとに次は気になる一作となっております。
このブログを読んでご興味が湧いた方は是非一読頂ければと思います。