今週の一冊:うまくいっている⼈の考え⽅
- 2022年05月10日
- カテゴリー:本の紹介
こんにちは。今週の⼀冊を紹介させていただきます。
著者 ジェリー・ミンチントンさんの「うまくいっている⼈の考え⽅」
⼈⽣がうまくいっている⼈の特徴は「⾃尊⼼」が⾼いことだと著者はいう。
⾃尊⼼とは、⾃分を⼤切にしようとする⼼だ。
⾃尊⼼がある⼈は常に⾃信に満ちあふれ、失敗やまちがいを犯しても、それを前向きにとらえて、次のステップの⼟台にする⼼の余裕がある。
⼈⽣のほとんど全ての局⾯に、⾃尊⼼は⼤きな影響を与えることになる。
本書の中⼼にあるテーマは⾃尊⼼をどう⾼めるか?ということです。
⾃分を好きになり、他⼈と同じように⾃分も素晴らしい⼈⽣を想像するに値する⼈間だと、信じる気持ちになることである。
⾃尊⼼は、⼈⽣のほとんどすべての局⾯に⼤きな影響を与えるからである。
たとえば、⼈間関係、⾃信の度合い、職業選択、幸福、⼼の平和、成功。
これらすべて⾃尊⼼と密接な関係がある。
なぜ、⼈は⾃尊⼼の⽋如に苦しむのだろうか。
だれしも成⻑の過程で、⾃分に対して悪感情を抱きたくなるような不快な経験をする。
そして、その経験があまりにも多いと、⼼の中に三つの信念が出来上がる。
- ①私は⾃分の⼈⽣を切り開くことができない弱⾍だ
- ②私は不完全な⼈間だ。みんなより劣ってる
- ③私は⽣まれつき⽋点だらけの⼈間なんだ
⾃尊⼼を取り戻すのはそんなに難しいことではない。
要は⾃分に対する考え⽅を修正すればいいだけである。
そのためには、⼈⽣の⼈⽣は⾃分で創造できると確信し、⽣まれつき持っている⾃分の価値に⽬を向けることだ。
いちばん⼤きな⾒返りは、新しいセルフ・イメージ(⾃分⾃⾝について抱いているイメージ)である。
第⼀:⾃分を好きになる
ミスをしても⾃分を責めるのはやめよう。
⾃分はなんてバカなんだ。と、ののしったり⾮難してはいけない。
そんなことをするとミスを繰り返すことになる。
その反対に、ミスをしても「だいじょうぶ、たいしたことはない」と⼼の中で⾃分にやさしく声をかけよう。
そうすれば、プレッシャーが軽くなりミスを繰り返しにくくなる。
さらに、⾃分にやさしくなると、あまりよくなかった決定に悩まないことによって、なぜ間違った決定をしたのか、学習する余裕ができるからである。
誰にだってミスはある。
しかそ、それはわざとではない。
みじめな気分になることを⼈⽣の⽬標にしている⼈はひとりもいないはずだ。
うまくいく考え⽅その 1
ミスしたときにやさしくしよう。
そうすれば将来ミスが避けられる。
第⼆:たくさん失敗して、たくさん学ぶ私たちは、数えきれないほど失敗をする。
失意のどん底にあるとき、私たちはひとつたいへん重要な事実を⾒逃している。
それは、失敗は学ぶために不可⽋だということ。
失敗は貴重なことを学ぶいい機会である。
失敗するたびにまちがった解決法が、ひとつずつ消えて、正しい解決法に近づいていく。
⾃分に失敗する⾃由があるというように、考え⽅を変えてみてはどうだろうか。
うまくいく考え⽅ 2
すべての失敗は、学ぶための絶好の機会である。
そう考えることが賢明な態度だ。
第三:⾃分のまちがいは堂々と認める
⾃分がまちがっていることを知ると、どうしても⼼の奥底で苦痛を感じてしまう。
そこで、苦痛を感じなくてすむように、⾃分はいつも正しいと⾃分で思い込み、他⼈にもそう思ってもらおうとするのだろう。
まちがいを犯すことは、⼈間的に劣っているということではなく、⼈間的だということである。
⾃分が犯したまちがいを進んで認められるということは、⼈間的に円熟している証であり、健全な⾃尊⼼の尺度である。
うまくいく考え⽅ 3
正しくてもまちがっていても、⾃分は常に価値のある⼈間だ。
ここでいう⾃尊⼼とは単なるプライドのことでなく、⾃分の⼈格や能⼒に幸せを感じる気持ちのことです。
著者は⾃尊⼼が⼈⽣の質を⼤きく左右すると主張しています。
⾃尊⼼が低いと「⾃分はダメな⼈間だ」と思って⽣きることになり、それでは⾃信をもって⾏動することができず、仕事や⼈間関係に⽀障をきたしやすくなります。
⾃分との関係がうまくいっていないと、他⼈との関係もうまくいかず、⼈⽣のあらゆる⾯でぎくしゃくしてしまうということです。
とくに⼤切なのは、他⼈と⽐較しない、ということです。
著者はその理由として、「⾃分の価値は⾃分の個性にあるのだから、⾃分を他⼈と⽐べても意味がない」と説明しています。
まちがったことや発⾔をしたとしても、それがおのずと失敗や不正解ではなくひとつの経験として捉えたら⼈⽣がまた豊かになるでしょう。
⼈⽣に悩み、苦しんでいる⽅がいればぜひ読んでみてください。