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今週の一冊:医者が教えるサウナの教科書

今週の本は、慶應義塾大学医学部特任教授・日本サウナ学会代表理事である加藤容崇さんが書かれた「医者が教えるサウナの教科書」を紹介していきたいと思います。

医者が教えるサウナの教科書

今、日本では空前のサウナブームが起きています。

一昔前では、「サウナ=おじさんの娯楽」というイメージがあったかもしれません。

 

サウナで限界まで汗を出し、くたくたになる。

そして風呂上りにビールを飲む。

 

そういうどこか昭和なイメージがあったと思います。

 

しかし、最近は様子が違います。

「サウナ×キャンプ」「サウナ×音楽」「サウナ×グルメ」など、楽しみの幅が拡がり、芸能人やアスリートなど、著名な方々にもサウナ好きを公言する人が増えました。

はっきりとした因果関係はわかりませんが、サウナがビジネスのパフォーマンス上げる医学的根拠も次々と明らかになっているのです。

今回は、今話題になっているサウナの効果や変化などをいくつか紹介していきます。

 

 

◇脳疲労がとれて頭がスッキリする

サウナでしか得られない一番の効果として「脳疲労が取れる」というのがあります。

実は脳疲労の原因は、ボーとしている時にいろいろ考えてしまうことによって、脳の70~80%のエネルギーが奪われることにあります。

しかもこれは、脳が自動的に考え始めてしまうので、意思の力ではどうにもなりません。

しかし、サウナに入ることによって強制的に思考を停止させられるため、脳のエネルギーの消費量を減らすことができます。

それにより、「脳がスッキリする」「脳疲労を防げる」「集中のスイッチに切り替わりやすくなる」「集中に切り替わった状態が持続しやすくなる」等のメリットを得ることができるのです。

 

 

◇睡眠をコントロールできるようになる

「布団に入っても仕事のことが頭をよぎって寝付けない」

「夜中に何度も目が覚めて疲れが取れない」

「毎日帰宅が遅く、どうしても睡眠時間が削られてしまう」

「日中、眠気におそわれる」

睡眠時間は多くの人を悩ませる大きな問題です。

しかし、一概に睡眠不足といっても、寝つきが悪い、眠りが浅い、睡眠時間が短い、眠くなるタイミングがずれるなど様々です。

ですが、サウナに入ることで短時間で深い睡眠を得られるようになることに加え、日中の眠気も防げるという驚くべき研究結果があるのです。

「サウナに入った日」と「サウナに入らなかった日」で睡眠の状態を比較すると、サウナに入った日では深い睡眠の時間が二倍になることがわかったのです。

深い睡眠では、脳のや体の疲労を回復させる効果を1.5倍にするという結果もあるのです。

 

 

◇肩こり・腰痛・眼精疲労が和らぐ

長時間のデスクワークで肩が凝ったり、腰が痛くなったり、細かいエクセル表を凝視して目が疲れたり。

仕事では脳疲労だけでなく、肉体的な疲労にも襲われます。

サウナでは、温熱効果によって凝り固まった筋肉がやわらぎ、血流が増加します。

血流の役割には熱を運んだり、酸素や栄養素を運んだりする以外に、余計なものを回収するという働きもあります。

つまり、肉体を疲労させる物質を運び去り、スッキリさせてくれるのです。

また、万病の元とされる炎症が減り、活性酸素が減少します。

つまり、肩こりや腰痛が和らぐだけでなく、肩こりや腰痛になりにくい体が手に入るということなのです。

 

 

◇サウナは毎日入るのが最も健康効果が高い

「サウナに時間を割くよりも、とりあえず目の前の仕事を片付けたい」と思う方は多いかもしれません。

けれども心身を休ませることなく、ずっとフル回転していたら、いつか不具合が生じます。

直せないほど大きく故障する前に、こまめにメンテナンスをするほうが、長い目で見ると効果的です。

サウナには入る日数が多いほど心筋梗塞や認知症、アルツハイマー病のリスクが下がることが報告されています。

例えば、週に一回しか入らない人と4~7回入る人とを比較すると次のような結果になります。

・心筋梗塞は52%減少

・アルツハイマー病は65%減少

・認知症は66%減少

・うつ病を主とする精神疾患は77%減少

なかなか時間を作るのは難しいかもしれませんが、自分の将来の「身体」の為に毎日サウナに入る時間を頑張って作ってみましょう。

 

このようにサウナに入ることで身体には様々なプラスの効果があり、自身の健康を「ととのえる」ことができます。

1日1回サウナに入って健康な身体を手に入れてみましょう。