今週の一冊:私たちは失敗しながら生きている”偉人たちの名言33”
- 2022年11月08日
- カテゴリー:本の紹介
今回紹介する本は遠越段さんが書いた「私たちは失敗しながら生きている。偉人たちの名言33」です。
遠越さんが好きな偉人、成功者、尊敬する偉人達の伝記を中心に勉強し直して見たそうです。
読み直してみると、今となっては誤解していたことや、よく理解していなかったことも結構多かったそうです。
多くの偉人、成功者の人生を調べると、成功を掴むために必然の出来事であったとしか、思えないような困難が必ず起こっています。
偉人、成功者たちの失敗とそれをいかにして乗り越えてきたかをこれから紹介します。
◇失敗という言葉など自分にはありえない
「それは失敗じゃなくて、その方法でうまくいかないことがわかったんだから成功なんだよ」
エジソンの最も有名な言葉は「天才は99%の汗と1%のインスピレーションでつくられる」というものです。
この「99%の汗」が「努力」と訳され、「1%のインスピレーション」が「才能」と訳されることもあります。
エジソンは多くのものを発明してきたが、すべてエジソンが新しくつくり出したものかというと、よく調べると、そうではないそうです。
エジソンの発明も、全ては先人のアイデアの蓄積の上にエジソンの信じられぬほどの努力、実験、工夫が積み重なり出来上がったものばかりです。
エジソンは、とにかく人がやらないほどの実験をどんどんやったそうです。
エジソンは、「神様が私たち人間に与える問題に、解答のないものはない」というが自らその解答を見つけるまでの過程が楽しかったのでしょう。
偉人たちの失敗と成功の物語は、波乱万丈で私たちにとって面白いものであるが、一番面白かったのは本人達に違いありません。
少なくとも私たちが参考にすべきなのは、少々の失敗を悔やむより、それを機としてチャンスとして、さらに大きく変わっていくことを楽しむべきだということのようです。
◇私たちにその夢を追う勇気があれば、すべての夢は実現する
これはウォルト・ディズニーが言った言葉です。
偉人達の生涯を見てつくづく思うのは、彼らは、子供のころの夢や、若いころ好きだったこと、こうなりたいなと思ったことを、なんとか忘れずに追い続けた人たちであったということです。
ほとんど紙一重の成功です。
彼は生まれて、少年、青年となり、そして大人になるまでの間の思いを忘れていません。
つまり、大人になるまでのすべてが大事ということになる。
特に、何が自分に向いているか、何をやっていると楽しいかを、忘れずに育つということは大事なことです。
よく、遅くに志を立てて、それでも成功した人の例としてカーネル・サンダースや伊能忠敬などが挙げられます。
彼らの人生をみると分かるように、人生を貫いて、ずっと自分のやるべきことを全身全霊でやり抜いている。
だから50歳や60歳過ぎてからでも、違う分野で成功できたのです。
ディズニーには、これといった才能があったとは思えなかったのも事実です。
ディズニーの才能は、自分の思い描いた企画をつくりあげ、いろいろな人を使いまとめ、そしてマーケティングをしていくということです。
20代であきらめることなく、貧乏してでもこの方面を追求しました。
結局、最後は自分次第なのです。
今回紹介したのは2つだけですが、他にもたくさんあるので興味のある方は読んでみてください。