今週の一冊:科学的に自分を思い通りに動かす
- 2023年02月07日
- カテゴリー:本の紹介
今週の一冊をご紹介します。
「科学的に自分を思い通りに動かす セルフコントロール大全」
こんな経験はありませんか?
・仕事中なのに10分おきにネットサーフィン
・SNSばかりチェックしてしまう
・ずるずるするとテレビや動画や見てしまう
・企画のアイデアがでてこない
・朝起きられない
明日こそは絶対にやると思いながら、その明日はいつくるのか…と思っていないですか?
予定通りにいかないのは、あなたの意志の問題ではありません。
自分を思い通りに動かすための、ちょっとしたコツ=セルフコントロール法を知らないだけです。
本書ではやる気・意志・ガマンに頼らずに、自分で自分を思い通りに動かすための方法をお教えしています。
自己管理がうまくいかないのは、あなたの意志が特別弱いわけでも、ガマンが足りないわけでもありません。
驚くことに、人間という生き物は自分自身の意志で行動を決定していません。
環境と状況に合わせて、最小限の力でラクをして生きようとする生き物なのです。
目標に向かってやる気や意志などで動けるのは、本当に希少な人たちだけです。
- 1.仕事のずるずる
- a.人間はコミニュケーションをとることで、幸せホルモンの分泌を促し、精神衛生を保ちます。
価値を見出せない仕事だったとしても、仲間と和気あいあいと働いていれば、それほど不満を感じたり、やる気低下したりせずにできるものなのです。
やる気を出すには、小さな成功体験の積み重ねからもできます。
全体がみえてこない大きな仕事でも、自分の目に見えている範囲で目標を決めてみましょう。
自分で細かく目標地点を設定することが大切です。
b.5分の休憩のつもりが30分になってしまった。
脳は同じ仕事ばかりしていると、集中力がなくなってしまいます。
飽きっぽい脳の気分をリフレッシュさせるためには、休憩をこまめに取るべきです。
c.昼食後の仕事はなかなかやる気がでない
日本人の平均睡眠時間は、7時間22分でした。これは先進7カ国中最下位というだけでなく、加盟国36カ国中でも最下位という結果です。
この加盟国というのは、ヨーロッパ諸国を中心に日・米を含めた38カ国の先進国が加盟してるOECD(経済協力開発機構)国際機関です。
昼食後にやる気が出ないのは、そもそも人間として当然のことのようです。
セルフコントロール法として、冷たいタオルが爽快感を与えるだけではなく、休憩直前に比べ、顔をふいた直後の成績を向上させる効果があることがわかっています。
最もリラックス効果としては「目を閉じるだけ+タオルで顔をふく」がよいとされています。
- 2.生活のだらだら
- a.だらだらとテレビや動画を見てしまう。
SNSはそれほど使わないけど、空き時間にYouTubeなとで動画を見ている人も多いと思います。今や小学生の将来なりたい職業ランキングの上位にYouTuberがランキングしていることからもわかるように、YouTubeは生活に欠かせないメディアです。
しかし、寝る前のTVや動画視聴は、画面からでるブルーライトによる影響で体内時計が乱れ、睡眠の質を下げることがわかっています。
睡眠の質の悪化は心と身体の健康にダイレクトに影響するので、寝る前の動画や音楽はできるだけ避けておきたいところです。
セルフコントロール法として、ジムで体を鍛える。
運動後は驚くほど他面的にセルフコントロールの改善がみられたのです。
ストレスが減る、カフェインの摂取量が減る、感情のコントロールができるようになる。
などの効果がありました。
- b.お風呂に入る気力が湧かない。
2つのパターンがあります。
単にお風呂が苦手パターン。
もう1つは仕事で疲れてしまったり、めんどくさかったりでお風呂の準備をする気力が湧かないというもの。
健康寿命をのばすにもお風呂は効果的です。
日常生活のダメージの蓄積は長期的には取り返しのつかない大きなものになってしまいます。
そのようなリスクを避けるためにも、お風呂は効果的です。要介護認定とお風呂の関係について調査した研究が公表されています。
寝る1時間〜2時間前に入浴するのが理想的です。
本書を読んでみると意外なことや驚きに出会えると思います。
自分の意志を自分でコントロールしてみてはいかがですか?