今週の一冊:めんどくさいが消える脳の使い方
- 2023年05月16日
- カテゴリー:本の紹介
今週の一冊をご紹介します。
著者は作業療法士の菅原洋平さん「めんどくさいが消える脳の使い方」です。
次のような思いはお持ちでないですか?
・ほんとうにめんどくさい気持ちが消えるなら知りたい!
・根っこからのめんどくさがりの私でもサクサク行動できるようになりたい!
・毎日を気持ちよく過ごしたい!
・めんどくさいことがなくなったらと思うとワクワクする!
めんどくさいという気持ちを乗り越えるのは、たやすいことではありません。
めんどくさいという強敵と対峙するには、科学的な戦略が必要です。
あなたはどんな戦略をとっていますか?
私たちが日常的に行うあらゆる「作業」は私たちの脳と体が行うことであり、その使い方に戦略が立てられれば改善することができます。
「めんどくさい」は消せるのです。
この戦略とは脳に通じる命令のことです。
脳には通じやすい命令と通じにくい命令があります。
めんどくさいと感じるのは、自分の脳に通じにくい命令をしているのが原因なのです。
性格や生い立ち、学歴ややる気は関係ありません。
めんどくさいの正体は「わからない」です。
私たちがめんどくさいと感じているとき、脳はわからないと言っています。
だから、脳がわかるようにしてあげればよいのです。
脳への命令を変えれば自分を変えられる
自由に思考することはできないと言われたり思ったりしていると、脳の働きも自発性を失ってしまいます。
反対に、自由に自分の意思で行動することができると思っていれば、脳は自発的な行動を生み出すのです。
なので、「自分を変えることはできる」「めんどくさいことが消えたら、どんなに楽しい毎日だろう」と思いを巡らせて、脳に通じる命令を使おうと決心してみてください。
決心した先には、思い通りの1日が送れる、本当に楽しい日々が待っています。
例えば、朝起きるときは?
・起きる時間を3回唱えて眠る
脳は目覚める時間の3時間前から血圧を上げて脳に血流を届ける準備を始めています。
次の日に遅刻できない予定があったとして、起床する時間が強く自覚されているときは、朝から心拍数を高めて行動しなければならないので、その分、準備が整いやすくなり、自然に目覚めることができます。
具体的な予定がなくても、起床時間を言語化するだけで、同様の準備がつくられることが明らかに。
さらにめんどくさいを確実に消す準備をしていきます。
つまずきやすいポイントとして、
1.誰かに怒られないか気にする
脳は罰を恐れる設定をすると、体が動かなくなる仕組みを持つということです。
この場合、「誰かに怒られるのではないか」ということが行動の動機になっているので、いくら気持ちを奮い立たせようとしても体は動きせん。
2.めんどくさいと感じたときに、とる行動が決まっている
帰宅してバックを置いてソファに座る、返信が必要なメールがたくさんあるのにニュースや動画を見てしまう。
などの知らないうちに習慣化された行動は大脳基底核によってつくられてしまいます。
一旦行動が決まってしまうと、その行動を変える命令を出すのは難しくなります。
行動を変えるというのは、脳を自分と切り離して考えることから始まるものですが、私たちはこの「脳を自分と切り離して扱う」という発想について習うことがありません。
めんどくさいことを解消するために、新しい習慣を使う必要はありません。
なぜなら脳がその習慣に使う体の動きを知らない場合、その命令は伝わらず、かえって混乱して動けなくなってしまうからです。
それよりも、今までやったことがある行動を使った方が、脳が混乱せずにすんなり体を動かすことができます。
日々様々なことに追われ、忙しく過ごす我々現代人にとって、「めんどくさい」と思うことは毎日のようにあると思います。
この「めんどくさい」についてこんなに深く考えさせられる本は他にないと思います。