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心に折り合いをつけてうまいことやる習慣

みなさんこんにちは。

あっという間に7月になり、今年も残すところ半分になりました。

今月も本の紹介をしていきます。

今回紹介する本は精神科医中村恒子先生が書いた「心に折り合いをつけてうまいことやる習慣」です。中村先生のチャーミングな方言を生かした文体で、働き方や人間関係、仕事と家庭の両立などのテーマについて、先生の考え方を共有してくれる一冊です。
心に折り合いをつけてうまいことやる習慣

中村恒子先生は、1945年終戦迫る6月に医者になるために16歳でたった一人、広島から大阪へでてきました。

その後、89歳の現在までずっと精神科医として働いてこられました。

小さな体からは、温かく深い慈愛のこもった言葉が発せられます。

その言葉で、患者さまたちは再び生きる勇気を復活させるのです。それは、弱々しく細ったろうそくの光がゆるゆると輝き、力強い炎を取り戻していくかのようです。

もちろん患者さまだけではありません。

先生にかかわる人の多くが、そのたんたんと働く姿、その人柄にふれることで、力をもらって元気になっていくそうです。

先生の生き方は、一言でいうと「日々たんたん」。
決してスマートではなく、効率的でもないのですが、いつでも目の前のことに徹して生きています。そして、そこに全く無理がないように見えるのです。

先生の「日々たんたん」な生き方とは、、、

✔「幸せでなければいけない」と、思わないほうが幸せ。
  余計な荷物はおろしていく。

自分が幸せか不幸か、えらく気にする人がいます。もちろん人間は幸せなのが一番です。

でも、「幸せでなければいけないか」と言えば、そんなことはまったくありません。
たいていの場合、幸せかどうかという判断は、「他の誰かと比べて自分はどうか」と考える人が多いと思います。

「こうあらねばならない」というのは荷物みたいなものです。

若いときは、もっともっとと頑張るのも悪くないと思います。それだけのエネルギーも伸びしろもあると思います。
でも歳をとってきたら、ちゃんと己を知って、もっともっとを一つずつ捨てていったほうが楽だと思います。
世間ではこれを「諦め」と言うかもしれないけれど、「諦める」というのは、もともとは「物事を明らかにする」というのが語源なんだそうです。
つまり、諦めるということは、自分の生き方を”ハッキリ”させるということでもあるのではないでしょうか。
他人と比べて幸せかどうか。そこに己が本当に求めている答えなんてありません。

「こうあらねばならない」と思っている人のほとんどは、「そんなことないんちゃう?」と軽―く考えてみてください。

✔先のことは、心配してもわからない。
 目の前のことがおろそかになっていないか?
 気にかけるのはそれだけにする。

人はなんで不安になるのか?
たいていの場合は、先のことをあれこれ考えてしまうからだと思います。
まだ見ぬ未来のことを「どうなるんだろう?」「失敗したらどうしよう」と考えてしまうから、不安で眠れなくなってしまいます。

私は「先のことを気にしても仕方ない、未来のことはだれにもわからない」と心底思っています。
ずっと先のことなんか気にしたって、どうせ思い通りにならないのです。

基本的には、今日一日生きていくことだけを考えて生きていけばいいと思います。

目の前のことをおろそかにしないこと。何においてもそれが一番大事なことです。

不思議なもので、いま目の前のことを片付けようとあれこれ動いていると、ちょっとした心配事はスーッと消えていくものです。

言い方は悪いけど、やっぱり暇をしているとどんどん悪いことを考えてしまうものだと思います。

考えすぎだと思ったら、今、一番しなくてはいけないことに立ち戻ってみてはどうでしょう。

この本には気楽に生きていくためのおばあちゃんの知恵袋がたくさん詰まっています。
忙しい日々を過ごす中で、心身ともに疲れ切っている方も多いのではないでしょうか。
仕事にやりがいを見いだせなかったり、同僚や家族とのコミュニケーションがうまくいかなかったり、誰かと自分を比べてしまったり、、、
どこかにあるはずの「幸せ」を追い求めてもがき苦しんではいませんか。

そんな方に手に取っていただきたい一冊です。