骨盤の歪みからくる腰痛について
- 2019年05月14日
- カテゴリー:痛みの原因と対策
今回は骨盤の歪みからくる腰痛についてです。
骨盤は主に腸骨、恥骨、坐骨、仙骨といった
骨からできています。
これらの骨が
・運動による衝撃
・筋肉の柔軟性の低下
・日々の生活の中での悪い姿勢
などが原因で骨盤を作る関節の部分が
ずれてしまったり、傾いてしまったり
することで徐々に骨盤のゆがみが完成していき、
このゆがみによって腰に痛みが出てしまうのです。
特に中高年になるにつれて筋肉や靭帯による
体を支えるサポート力といったものも低下しがちなので
若い世代に比べて腰痛が慢性化しがちになります。
女性の場合もともと体の筋肉量が少なく、
靭帯などは比較的柔軟性に優れていますが
その分骨盤のゆがみを作りがちです。
男性の場合は逆に筋肉量はありますが
女性に比べ柔軟性が不足しているため
女性よりは少ないですが
骨盤のゆがみを作ってしまうという特徴があります。
こういった歪みは日常の中で
徐々に作られていってしまうので
骨盤の位置をリセットさせる必要があります。
骨盤の位置をリセットさせる方法として
両ひざにタオルを挟んだ状態でのスクワット
がおすすめです。
タオルを挟みながらスクワットをすることで
骨盤を支えるのに大事である大腰筋といわれる
筋肉を鍛えることができ、この筋肉は
立ったり良い姿勢を維持するのにも必要です。
一日に30~50回程度を目標にやってみましょう!
さらにストレッチも行えると最適です。
開脚をするように足を開き、
ももの内側が伸びるようにしてみましょう。
そうすることで骨盤にくっついている
内転筋といわれる筋肉がのばされ、
骨盤に関係する筋肉の柔軟性が上がります。
20~30秒程度、お風呂上りに
無理のない程度にストレッチしてみましょう。
こういったものを日常の中に取り入れていくことで
骨盤のゆがみのリセットをすることができ、
歪みによる腰痛が軽減されていきます。
これらを意識することで腰痛は改善されますが、
さらに体をしっかりと整える場合は
一度身体の専門家に
自分の身体の状態を見てもらいましょう。
身体の専門家に見てもらうことで
自分では気づけなかった骨盤の歪みの部分を
しっかりと把握することができます。
自分で歪みの状態を確認したい場合は
一度鏡の前に立ってみて全身をよく見てみましょう。
腰の位置が微妙に傾いていたり、
左右の肩の高さが違っていたりする場合、
骨盤が傾いてしまっている可能性があります。
当院では骨盤の歪みの状態を確認することが
できるのでいつでも相談してください。