スポーツ障害について~シンスプリント~
- 2019年10月29日
- カテゴリー:痛みの原因と対策
こんにちは。
朝晩がグッと冷えこんできましたが、お体の調子はいかがですか?
今回のテーマは『シンスプリント』についてです。
1.シンスプリントとは
オーバーユースシンドロームのひとつで、陸上やサッカー、バスケットボール、バレーボールなど走ったり、ジャンプしたりする競技に多く、脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)別名シンスプリントです。
膝から足首までを下腿といい、シンスプリントでは、下腿の内側の下半分から3分の1あたりに骨に沿って、うずくような鈍痛が生じます。
ある一点に痛みが集中する疲労骨折とは症状が異なります。
最初は、運動をすると少し痛いと感じる程度だったものが、徐々に運動中ずっと痛むようになったり、プレーにも影響がでてくるようになります。
重症化してくると普通に歩くだけでも痛み、日常生活に支障をきたしてきます。
2.シンスプリントの原因
足のつま先を上げるときに使う筋肉を過度に使うことで、筋肉に付着する骨膜に炎症を生じて発症します。
要因としては
①過度の運動量や質の急激な変化
(初心者が急に走り始めた時走りこみの時期に多く起こる)
②偏平足、回内足など障害の発症しやすい足の形
③足関節の柔軟性の低下や下腿の筋力不足
④足の疲労
⑤硬いグラウンドやアスファルトでの練習
⑥クッション性の悪いシューズの使用
などがあります。
3.シンスプリントの対処法
- ①適切な休養
重症度によって休養期間は異なります。
軽症であれば、競技を継続しながらリハビリテーションを実施しますが、痛みや炎症が強い場合には一定期間の運動を制限し、治療に専念するようにします。
- ②足の可動性の改善
足首が固いと足を地面についた時の衝撃吸収能力の低下やランニングフォームの不良が生じやすくなったり、地面を蹴る力が低下します。
特にふくらはぎの筋肉の硬さが関係すると言われているので柔軟性を高めるストレッチや足首を柔らかくすることが重要になってきます。★ふくらはぎのストレッチ
正座から片足を立てて体重を前にかける。
★アキレス腱伸ばし
左右20秒×2行う
★足首のストレッチ
乗せている足を手で持ち、ゆっくりと回す。
左右5回×逆回し、順回しを行う。
③筋力強化
足を地面につく時のすねの内側へのストレスを減らすために足底のアーチを維持する筋肉のトレーニングをし、地面を蹴るときに必要なヒラメ筋のトレーニングを積極的に行います。4.おわりに
練習後のみに痛みが生じる場合や痛みは感じるけど運動が可能な場合は、練習を継続してしまう人が多くみられますが、痛みを抱えたまま練習を継続することで、運動ができないほどの痛みに悪化してしまい、結果として数週間から数か月の運動制限を余儀なくされてしまうこともあるので、痛みを感じたら早めに医療機関を受診しましょう。ふなと川接骨院では筋肉に負担が掛からないように骨格を整える治療をしています。
すねの痛みで悩んでいる方、ぜひ一度ふなと川接骨院にご相談ください!!