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鍼灸治療について

  • 2020年03月03日
  • カテゴリー:鍼治療

ここ最近でかなり注目を浴びてきている鍼灸治療ですが、実際の鍼灸の治療法やどういった効果があるかなど、分からないことが多いかと思います。そこで、今回は鍼灸治療について紹介していきたいと思います。
鍼治療

まず鍼灸とは身体に問題のある部分や、そこに関係する経穴(けいけつ:ツボのこと)に対して鍼や灸を使って刺激を与え、その刺激により病気を治したり、身体の痛みを和らげたりすることができます。

鍼や灸では、人間が本来持っている「自然治癒力」や「免疫力」を高めることにより病気の予防にも関与します。
身体には、たくさんの経穴があり、刺激することによって機能の回復や症状の改善が期待できます。ツボの位置はある程度決まっていて、ツボにもよりますが、少しのツボのズレであればある程度の効果を出すことができます。

このように、基本はツボを使って身体に対して治療を行っていきます。


ツボを使う鍼灸治療には様々なメリットがあります。
まずツボには「経絡(けいらく)」というツボとツボを結ぶ流れがあり、流注(るちゅう)といいます。この流れにより、患部に直接刺激を与えなくても患部に対してアプローチすることができます。

そのため患部の痛みが強く、なかなか触れるのが難しい症状に対して、鍼治療であれば負担を最小限にして治療を行えます。
たとえば、ぎっくり腰で身体を動かすのが困難であったり、五十肩になってしまい肩が動かせない人などに対しては、鍼灸治療のほうが効果的な場合もあります。


さらに鍼灸治療では内面的なものにも効果を出すことができます。

ツボには様々な効果があり、現在では「自律神経」に対してや「睡眠障害」「冷え症」「花粉症といったアレルギー症状」にもアプローチできます。

また、女性の悩みの一つでもある婦人科疾患や、最近人気である「美容鍼灸」などにも鍼灸治療が多く使われています。
そして鍼灸には薬が使われていないので安心して治療を受けることができるのです。
鍼治療2

ただ、鍼灸治療では直接鍼や灸をするので「禁忌症」といわれる鍼灸治療を受けることができない症状もあります。
□急性伝染病
□急性腹症
□重篤な心疾患
□悪性腫瘍
□出血性のある病気
□妊娠初期の場合
血圧が著しく高いもしくは低い場合□体調がすぐれない場合

このような場合は基本鍼灸治療が受けられないので気を付けましょう。


ここまでは、鍼灸治療がどういったものでどういった効果があり、どういったものが危険かということ紹介しました。
今度は実際どのような道具を使って治療しているかを紹介していきます。

鍼治療の場合、注射針のように鍼を体に刺しますが、注射針と違う点がいくつかあります。
注射針の場合、太さは約1ミリないくらいの太さになりますが、鍼治療で使う鍼の場合、太さは0.12ミリから0.34ミリと注射針の3分の1もありません。
さらに注射針の先端は血管に刺すため鋭利になっているのに対して、鍼治療の鍼は血管ではなく経穴や筋肉を刺激するため、先端は丸みを帯びていて刺入時に痛みを感じづらくなっています。

そのため、鍼は痛いイメージを持つ方が多いですが実際は皮膚の抵抗なく、刺激することができるので痛みはほとんど感じません。


次にお灸についてです。
鍼治療2
お灸はヨモギの葉から作られています。ヨモギの葉の裏にある繊毛が使われていて、これを経穴に使用することによって体の免疫力を高めたり、冷え症の改善を図ります。

ここ最近ではお灸にも香りのあるタイプがあり、アロマの香りやフルーツの香りなどがするものがあります。この香りでリラックス効果が期待でき、リラクゼーションの一つとしてお灸が使われることも多いです。
お灸2
その他にも鍼に電極を付けて電気を流し、筋肉を弛緩させたりするパルス療法や、鍼の上にお灸をくっつけて火をつけることにより、鍼の刺激とお灸の熱の刺激を同時にすることができる灸頭鍼といわれる治療法もあったりと、鍼灸にもいろいろな治療法があります。

ここまで鍼灸についていくつか紹介してきましたが、実際にやってみるとなると自費診療だからなかなか高くて始めたくても始められないという方もいるのではないでしょうか?
鍼灸治療の場合、基本は保険外治療になるのですが、実はいくつかの症状に対しては鍼治療を保険で扱うことができます。
保険診療できるものが6種類あり、
1.神経痛
2.リウマチ
3.頸肩腕症候群
4.五十肩
5.腰痛症
6.頸椎捻挫後遺症

保険診療で行う場合、医師の同意書が必要になりますが、この6症状に該当するようであれば保険診療をしながら鍼灸治療を行うことができます。
今現在ふなと川接骨院では鍼治療のみですが治療を行っています。
体の内面からもっと健康にしていきたい、美容鍼灸に興味がある、花粉症の症状を改善したいという方はいつでも相談してみてください。