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今週の一冊:80歳からでも間に合う認知度がみるみる遠ざかる食べ方大全

本日ご紹介する本は古和久朋先生の「80歳からでも間に合う認知度がみるみる遠ざかる食べ方大全」です。

80歳からでも間に合う認知度がみるみる遠ざかる食べ方大全

認知症は誰でも発症する可能性がある病です。

そして一度発症すると完治する事は残念ながらありません。

ですが食事を変える。

ただそれだけで認知症を遠ざける事は可能なんです。

本日はそんな認知症をみるみる遠ざける最高の食べ方について徹底的に解説してくれている本を持って参りました。

 

そのなかから大切だと思うものをしぼって皆様にご紹介させていただきたいと思います。

それは「80歳からでも間に合う。脳のゴミをきれいさっぱり消される最強の栄養素」です。

2013年1月アメリカで認知症の新しい治療薬が承認されたと言うニュースが流れました。

皆さんもどこかで認知症を治す薬ができたなんて言う話を聞いたことがあるんじゃないでしょうか。

ですが、実はこの薬は症状の進行を遅らせるものであり、認知症を根治するものではないのです。

残念ながら認知症を治すというのは、今の医療では不可能であり、認知症の進行を遅らせるというのが今の医療の限界だと言わざるを得ません。

つまり認知症は一度発症すると治らない病気であるこの事実をまずしっかりと受け止めることが非常に大切なんです。

じゃあ私たち人類は認知症を前に屈するしかないのかというとそうではありません。

実は認知症の進行を遅らせる研究と同時に認知症の発症を防ぐことを目指した研究と言うのもを進められていて、できるだけ発症しないようにするにはどうしたらいいのか、というところについてはかなり研究が進んできているんです。

認知症を予防する上では、運動不足を解消したり、しっかりと睡眠を取ったり、また社会的な孤立を避けたりということも重要なんですが、特に大切なのは食事です。

そして本書で特別にフォーカスしているのもその食事についてです。

その前に軽く食事以外についても触れておきます。

強く推奨されている習慣は

1.適度な運動習慣
2.禁煙

この2つは当たり前すぎる、健康習慣です。

これ以外で大切な予防は、バランスのとれた食事、高血圧、糖尿病、脂質異常症の管理です。

つまりすべては食事に通ずるということです。

と言うことで、早速ですが、認知症を遠ざける最強の食事法について1つに絞って解説していきます。

「脳に溜まったゴミをきれいに処理してくれるポリフェノールをたっぷり摂取する。」

さて、まず最初にご紹介したいのがポリフェノールです。

ポリフェノールは脳のゴミをきれいに処理してくれる成分として、現在最も期待されている成分なんです。

皆さんが何かしら物事を考えると脳は頑張って活動します。

その活動をしたときに生まれてくる老廃物、認知症の原因となるアミロイドβと言うのは本来柔らかいものなんです。

このアミロイドβは柔らかければ、本来はきちんと排泄されていくんですが、何らかの原因で排泄されずに1カ所に溜まっていて塊になってしまうことがあるんです。

それが老人班と呼ばれるものであり、これこそがアルツハイマー型認知症の原因になります。

ポリフェノールはその塊となった。

老人班、アミロイドβを解きほぐして再び排出されやすい柔らかい状態に戻す効果があることがわかってきたのです。

まさにポリフェノールは脳にたまったゴミを処理しやすい形にして、きれいに処理してくれる成分だということです。

もともとポリフェノールというのは植物が持つ苦味や渋みの成分であり、わかっているだけで約8000種類以上あると言われているんです。

緑茶に含まれているカテキンやカレーに含まれているクルクミンや赤ワイン、ベリー類に含まれているレスベラトロールやミリスチンが有名です。

これらのどのポリフェノール脳に溜まったゴミをきちんと処理してくれる非常に大切な成分です。

さらに認知症予防としてポリフェノールが注目されているのはそれだけではありません。

脳の機能を維持するために欠かせない強力な抗酸化作用もポリフェノールにはあるんです。

抗酸化作用とアミロイドβ排出のダブルの効果で認知症を予防してくれるのが嬉しい、ポリフェノールなんですが、その中でも特に摂取していただきたいポリフェノールがあります。

それが「レスベラトロール」と「ミリスチン」と言うポリフェノールなんです。

先ほど赤ワインやベリー類に豊富に含まれているといいましたが、この2つのポリフェノールは非常に優秀なポリフェノールとして有名です。

ボルドー大学中央病院が行った、飲酒量と死亡率認知症アルツハイマー型認知症のリスク調査によると、お酒を飲まない人たちよりも毎日3杯から4杯のワインを飲んでいる人たちの方が認知症の発症リスクが大きく低下していたという実験結果が得られています。

なぜここまで大きくリスクが低下しているのか。

それは、ミリスチンには固まったアミロイドβをもとに戻す効果が強烈にあるということがわかっているからです。

さらにもう一つのポリフェノールであるレスベラトロールは、長寿遺伝子と言われるサーチュイン遺伝子を活性化させる働きがあることがわかってきています。

脳の神経細胞の働きを調整して長持ちさせている可能性があると言われています。

他にもポリフェノールが多く含まれている食品は、ナス、ココア、チョコレート、コーヒー、緑茶などたくさんあります。

皆様もこれを機にポリフェノールを積極的に摂取して、認知症を予防していきましょう!