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今週の一冊:読むだけで人間力が高まる88

こんにちは。

今週ご紹介する本は「読むだけで人間力が高まる88」です。

著者は、モロラジー道徳教育財団「ニューモラル」仕事と生き方研究会さんです。

人間力と聞いて、皆さんはどんなことを浮かべますか?

・いつも穏やかで話しやすい人

・自分を持っている人

・逆境にくじけない人

などあると思いますが、人間力の高い人とは「安心を自ら創造できる人」といえます。

そして立場や役職、年齢に関係なく、自分らしい心穏やかな人生を送りたいと願う、すべての人に必要不可欠な力です。

仕事も人生も、とにかく思い通りには運びません。

思い通りにいかない現実をどのように受け止めていくか。

人間力の高い人は、何か特別難しいことにチャレンジし続けなくても、1日の中に“心穏やか”になれる時間を意識してつくっています。

本書は、読むだけで人間力を高めるための実践のツールが1話完結の話材が八十八編あります。

読んでみたいところから読み進めてもいいと思います。

人間力を高めるための小さな実践を始めてみましょう。

 

まずは、本書の一部をご紹介します。

 

◇丁寧に生きる

日々、どのような心をはたらかせて生きていくか。

その一瞬一瞬の積み重ねが、私たちの人生をつくり上げています。

私たちの心は、プラスにもマイナスにもはたらきます。

だからこそ「心の生活習慣」をプラスに向けるように心がけ、毎日の小さな言動の中に表していきたいものです。

「明るい挨拶をする」

「明るい言葉をかける」

「進んで履物を揃える」

すべてを心の問題として捉えるなら、その気になりさえすれば、いつでもどこでも実践できます。

感謝や思いやりの心で人に接することを日々心掛けていったなら、自分自身が心穏やかでいられるだけでなく、人間関係も円満なものになるでしょう。

その小さな心づかいの積み重ねは、自分の人間的な成長にもつながっていきます。

 

 

◇「せい」から「おかげ」へ

私たちは、つらく苦しい出来事に直面した時、その原因を周囲の環境や他人にもとめて「こんな状況のせいで、つらい思いをしなければならない」「あの人のせいで、苦労しなければならない」といった言葉が心の中に浮かんでくることがあります。

「せい」という言葉は、好ましくない結果を生じさせる原因、理由をさして「失敗を人のせいにする」「年のせいにする」「年のせいか物忘れがひどい」という使いかたをします。

これに対して「おかげ」という言葉を使うとき、「君のアドバイスのおかげで元気がでた」というように、多くは好ましい結果が生まれます。

「〇〇のせい」ではなく、「〇〇のおかげ」に置き換えるだけで、後に続く言葉が変化するでしょう。

「この状況のおかげで、『当たり前の日常』のありがたさに気付くことができた」

「あの人のおかげで、自分の至らない点に気付くことができた」

というように、どんな出来事、状況もプラスの心で受け止めることができれば、心はいつも明るく穏やかで、人生を前向きに歩んでいくことができるのではと思います。

 

 

◇責める心を乗り越える

普段の生活の中で「誰かに何かをしてもらった」と目にみえてわかるときには、その相手に感謝をすると思います。

ですが、私達の日常の大部分は、私たちが気付いていない「誰かの心づかい」によって成り立っているのではないでしょうか?

何気ない心づかいが行き届いていることで、快適な空間がつくられ、安心できる環境が整えられているのだと考えることもできます。

ところが、そうした環境も「当たり前」と思い込んでいて、そこにある心づかいにはなかなか気づけません。

人と生活や仕事を共にしていると、その人の「よくないところ」が目について、腹立しく思うこともあると思いますが、それはその人の一部分にすぎません。

そこを責めたりせず、他の人へのまなざしを「責める心」から「受けとめる心」へと、徐々に変えていくことが大切です。

周囲をつぶさに見渡してみれば、誰かの「見えない心づかい」を見つけることができることでしょう。

多く見つけられれば、私たちの毎日は喜びと感謝に満ちたものになっていくことと思います。

家庭や職場で、思い通りに物事が上手くいかない現実で、その原因を人や他に求めてばかりいることで心が荒んでしまうと人間関係も荒れてきます。

問題は、それをどう受け止めていくかが本書のテーマでもあり、今を生きていく人に必要な力ではないでしょうか?

これから人生を心穏やかに過ごしていくために、特別なことをするのではなく、自分にも他人にも安心を与える生き方を学んでみませんか?

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